Lovesick 24

第70話

SEになって5年経つけどそれでも1人では解決出来ない事もまだまだある。

そんな時の先輩SEは頼もしい限り。

特にチームリーダーの山本さんはとても優秀な人。

まだ30歳なんだけどSE部門のエリートコースに乗っている人だった。


「山本さんすみません、入院棟大丈夫ですか?」


「うん、新人ナースさんから連絡来なければ安泰。」


笑いながら山本さんはそう言った。

更新月なのに麻酔科医局だけが遅れていた。


「……やっぱり私にはまだ大学病院のシステム管理は早かったんじゃないでしょうか……、」


思わずネガティブな言葉を発してしまう。


そう言うとデスクトップの画面を見ている隣の山本さんは私を見ないで頭をポンポンと撫でた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る