第24話
容姿端麗で医師……このハイスペックな浦崎君が私をお持ち帰りするほど女性に苦労してるとは思えないんだけど。
「今日はアルコールは無しね。」
そう言って彼は3人掛けソファに座る私に紅茶を渡してくる。
「……いただきます。」
受け取ると彼は少し笑った。
浦崎君の部屋に来るのは2度目。
駅ビルから近いマンションを彼は借りていた。
あの時はよく見ていなかった部屋……、ミニマリストなのか?と思うくらい何もない部屋が殺風景に見えた。
でもジロジロ見るのは失礼だと思い紅茶に集中する。
浦崎君と手を繋いで辿り着いた場所がここだった。
すると彼は私の隣に座る。
少し離れて。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます