Lovesick 4

あの人一体どこの馬の骨？

いやいや、馬の骨なんて失礼すぎる。どこの白馬の王子様？

見知らぬ男性のマンションを出るとすぐ駅ビルが見えた。急いで自分の家に帰る。

今日は土曜日だから仕事は休み。

とにかく身体を休めたかった。

「身体が筋肉痛だ……、」

私はあの人と最後までしちゃったんだよね、きっと。

そんなに記憶飛ぶほど飲んだことはないのに。

27歳にもなって何やってるんだか……。

落ち込むばっかりだ。

シャワーを浴びるとそのままベッドに沈みこんでしまった。強烈な睡魔には勝てない。

……あ、あの人なんだか消毒薬っぽい香りがしたな。

私の苦手な病院の匂いだ。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい