第15話

「相変わらずここのチーズの入ったたこ焼き美味しい!」


久しぶりの味に満喫しているとメール音がした。

画面を見ると美希からだった。


「仲良くたこ焼き食べてる?……なわけないでしょ。」


そう独り言を言って紫のレジ袋をプラ専用のゴミ箱に入れた。


美希が思うようにはならないんだから。

私も彼もお互いに興味がない。


ドキッとするような胸の高鳴りも全くない。


まぁかなりカッコイイとは思う。

でも……それ以上に院瀬見くんを知りたいとは思わなかった。


だって彼は年下のオトコのヒトだもの。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る