第14話
「この怪しい紫色のレジ袋に入れるのはあの駅前のたこ焼き屋って有名だから。」
私は笑いながらそう言うと、
「……文月さん笑うんですね。」
「は?」
思わず変な声が出てしまった。
「あ、私だって笑うけど?そんな不機嫌そうな顔してる?」
「あ、いえ、すみません。ちょっと意外だったから。」
……やだ、院瀬見くんも彼以外のスタッフの人達も私の事どう見てるわけ!?
気をつけないと。
「あ、良かったら一緒に食べない?」
「いえ、さっき結構食べたのでもう今夜は止めておきます。それじゃ俺帰ります。」
即答。
「あ、そう。お疲れ様。」
そう言うと彼は浅くお辞儀をして本当に帰っていった。
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