第12話

院瀬見くんが私のこと知っているなんて意外だったし、挨拶したこともあるとか……。

どれだけ私はヒトに対して無関心なのか。


自分に呆れてため息が出た。

デスクに座ると明日のタイムスケジュールを確認する。


SEの仕事は好きだけど一生続けたい、と聞かれるとやや複雑な所もある。


まだ1人で生きていく決心がついていないからなのか。


恋愛を半ば諦めているくせに心のどこかで誰かと出会う事を期待しているのかもしれない。


30歳も近くなると色々考えてしまう所がある。

それは私だけ?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る