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「だめでーす。先生がちゃんと考えた練習メニューなんだからね。浅野くんだけだよ、そういうこと言うの。

エースなんだから皆のお手本になりなさーい。ほら、わがまま言わないで早く行って。

いつまでもグラウンドにいられると邪魔だよ」


「うぇーい」



澪先輩が背中を押して、浅野先輩は渋々足を進める。


その間際、私の顔をじっと見て、



「どうしたの?なんか、さっきよりブスになってるよ」



余計な一言を放って、グラウンドを出て行った。

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