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助けを求めたくてグラウンドに目を向けると、休憩中のサッカー部員が視界に飛び込んできた。
その中には、もちろん浅野さんの姿もあって。
一瞬。気のせいかと思うほど、ほんの一瞬。
……目が、合った。
「大丈夫だって。俺もいるんだから」
どっちの味方なんだか分からない知宏のアシストが、私をまたその場所に戻す。
澪先輩が不安そうに「駄目?」と上目遣いで目を覗いてくる。
……負けた。
「分かりました……。やります、マネージャー」
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