第7話
鬼頭は車に乗り込み走り出した後、角を曲がったところで止まった。
車から降りキリトの様子を伺いバス停にたつのをみて直ぐ様車に戻った。
バスの後を付け、キリトが降りたのを確認するとゆっくりとライトを消したまま後を付けた。
古びたアパートの階段を上がるキリトがドアの前に立つと絶妙なタイミングでドアが開く。
中から見知らぬ男が出てきたのをみて無意識に舌打ちをする。
"同居人、しかも男か、金がないのは本当のようだな"
鬼頭はキリトが同居人に対し見せた笑顔が許せなかった。
"必ず物にしてやるさ、キリト…"
妖しく光る目が暗闇に溶け込んでいった。
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