第213話
* * *
少しだけ前の私に戻ってしまった。
それは私にとっては良かった事だけど、叶斗にとっては悪かったこと。
心に蓋をすることで、ご機嫌取りをしなきゃいけなくなる。
その『私』は、叶斗にとって私自身の思いや考えがないことが嫌いなんだと思う。
ただ相手が返してきて欲しい答えを私が考えて言うだけ。
自分の意思とは関係なしに、少しでも答えに近づけるように考える。
でも、また蓋を閉じさせたのは叶斗なんだよ。
もう一度、開けさせてよ…「私の心」を。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます