第194話
叶斗side
家に帰れば、呼んでもねぇ純夜がいた。
魁が呼んだのであれば、千花の体調の事だろう。
『千花が起きてなくてよかった』…。
それは確かだ。
血だらけの服で千花を抱きしめられるか…。
他人の匂いがする血を洗い流し、ベッドへ潜り込む。
「…ただいま、千花」
返ってくるはずもないが、1つ頬を撫で、抱きしめる。
抱きしめたことで、「ん……んぅ」と声が聞こえたが、すぐ寝息が聞こえまた寝たのだとわかる。
少しは落ち着いて過ごせる日が来るといいな……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます