第179話

* * *






「千花さん、お久しぶりです」



叶斗と朱羽が出ていってすぐ、3人が来た。



「久しぶり、魁」



軽く会釈してくれた。



「結紀と龍、だよね?」



少し後ろにいる2人にも声をかけた。



「はい、そうっス」「よろしくお願いします」



「よろしくね」



前は魁にしか重きを置いてなかったから話したのは初めてに近い。



「千花さん、飯いりますか?」



「…うん、あと炭酸も持ってきて」



「炭酸っスか?」



「うん、オレンジ」



「わかりました」



魁が部屋を出て3人になるが、話すことは無い。



前回も2人とは口を聞いたことはなかったから、今回も話すのは魁だけだろう、と思ったが今回は違った。



結紀の方から話しかけてきた。



「千花さんって、叶斗さんのどこ好きになったんスか?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る