第142話
* * *
後ろからの快感に、無意識に手を伸ばして逃げるようとする。
だけど、叶斗はそんなこと許さない。
「逃げていいなんて言ってねぇよ?」
手を掴まれ、ズン!と、頭に響くような一突きをされて、目の前がチカチカする。
「あっ!……はっ、ぁ」
くちゅくちゅと耳を舐められ、水音が脳に直接響き、頭が溶ける。
その間、腰は止めず何度も私は絶頂する。
「やっ、かな…ッ、とまって……っ」
「…っ」
私は止まって欲しいと言っても何も答えてくれなかった。
「か、な……ンンッ、!!…あッ、っ」
何度イったのか分からない程イかされて…だけど叶斗は止まってくれなくて……。
意識が飛びそうになっても、戻される。
叶斗も私の中で欲を吐き出しているのに、ずっとバックで突かれ目を合わせてくれない。
私が嬌声しか上げなくなり、快感しか得られなくなった頭に叶斗は何かを言った。
「……朱羽にはッ、絶対、やらねぇ」
だけど、何を言ったのか理解出来る程頭は正常に働いていなかった。
ガリッ!!と、肩を噛まれ、「あぁぁッ!!!」と身体を弓のようにしならせ深く絶頂した私は意識を飛ばした。
その後も叶斗はガリガリと、至る所に噛み跡を付けた。
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