第27話
シオンの言葉でメンバーが一斉にシオンを見た。
*「それ僕も思ってた!カーチェイスの時は特にカッコ良かった!」
ジェイの反応を皮切りにメンバーはその話題で盛り上がり自慢話のように自分達の想いを話した。
*「ライトはどう思う?」
テヘがライトに聞く。
テヘはホテルでの事を気にしていた。
襲われたあの日、聞けなかった事を。
部屋で何を話していたのか、それに二人の関係、ライトへの違和感。
答えを求めている自分と聞かない方が良いと囁く自分と葛藤していた。
それでも知っておきたい欲求の方が勝った。
*「ライト、ウジンさんとなか良さそうだったし。」
*「そうなの?知らなかった!」
*「えっ?…知り合い?なの?」
テヘの言葉にライトは平静を装った。が内心は動揺していた。テヘが何か気付いたのか。テヘの発言にジョハンとソングンが素早く反応示した。
*「違うよ。でも…どうだろう、テヘが轢かれそうになったのが気になるけど…。」
シンプルにそう答えた。
ライトは黙々と食べていたが、フッとガラス越しの外に立っている噂の男に視線を映す。
その時何故かウジンと目があってしまい、咄嗟に目を放した。
(は?何で俺が反らしてんの…。)
ライトは自分の行動に驚く。反射的に動いてしまったからだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます