第79話

彼の上に座る私の背中に腕を回し、片手は後頭部に回され逃れられないように拘束される中…激しいキスを繰り返されると簡単に身体は反応してしまう。




背中に回されていた手が這うように正面に回ってきて、いつものように胸を弄ばれるとキスで塞がれている口から吐息が漏れてしまう。




「…っ…んぅ、、んんっ」



快楽から逃れようと身を捩れば捩るほど、どんどんキスが深くなっていく。もちろん胸への愛撫も忘れることなく続けられる。




「んぁ……ん〜んっ、、」




気が付けば、彼の上に乗ったまま無意識に腰を浮かせたりしていて、、もう私の身体は彼を受け入れる準備なんて万全のようで…自らの手を彼の背中に回して縋るようにキスに答えた




それでも、いつまで経ってもそれ以上のことをシてくれない新次郎さん。いい加減…苦しくなってきて、早く楽になりたくて、、思わず彼の下着に手をかけてしまった




すると、、長く続けられたキスから解放され…片手で胸をさわさわと揉みながら嬉しそうに私を見つめる新次郎さん。




「やっと、その気になった?いまヤってた動きと同じことすればいーからさ。とりあえずこのまま挿れてみよっか?」




「じゃ、脱がせて?」と言ってバタン…とベッドに仰向けになって倒れた彼に、嘘でしょ?っと思いながらも…熱く疼いて仕方がない身体は正直で、震える手で彼の下着に手をかけてそのまま下へとズラしていく。




チラ…っと新次郎さんの顔色を伺えば、満足そうに笑っていて「仕方ねぇから…これは俺が着けてやる」と言いながら慣れた手つきで避妊具を装着する。

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