第53話
結局、私の体力が尽きて布団にくるまったことで今夜も解放されたのですが、、同じ布団に入って私のことを後ろから抱きしめる彼は…もちろん胸に手を添えることを忘れない。
寝落ちするまでのこのまったりタイムが最高に幸せだったりするので…頑張って起きていたいと思う。
「まだ起きてんのか…?」
私より早く眠ることの無い彼に尋ねられ、小さく頷いてみせるとチュッ…っと背中にキスが落とされた。
「…あの、新次郎さんっ」
「んー…?なんだよ」
「ずっと、聞きたかったことがあるんですけど」
「……なに?」
「なんて言うか、その…刺青みたいなやつ、、」
っと、そこまで口にしたところで「あー…はいはい。それね」と言葉を渡られてしまい、、
「何で俺の身体にはどこにも墨が入ってねぇんだって言いたいんだろ?」
なんて確信づいたことを言われてしまい、自分から聞いたくせに…思わず黙り込んでしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます