第52話

「……これ、ナイトブラで、、バストアップに効果があるって前に職場の同期の子が言ってたから」



帰り道、ドラッグストアによって購入したナイトブラ。もう少しバストを大きくしたいと思った理由は単純だ─…新次郎さんと一緒にいた女の子の方が私より少しだけ胸が大きく見えたから、、




「……なに?いま以上に育てる必要、ある?」



抱き合うようにして向かい合って座り、私の服の中に手を滑り込ませブラのフックを簡単に外した彼は…締めつけから解放された胸を服の上から豪快に揉みしだく。




「んっ…待っ、、て、」



「分かってねぇなぁ…紬葵は。デカけりゃいいってもんじゃねぇんだよ。色とか形、柔らかさ…とかトータルしたバランスが一番大事なわけ」



「っあ……ん、、ちょっと…」



「待たねぇよ。俺はいまのお前が最高にお気に入りなんだわ…これ以上無駄にデカくして黄金比率、崩れたらどーしてくれんの?てかさ、んなことシなくても毎回俺が可愛がってやってんだから、育ちてぇなら勝手に育つだろ」




……おっぱいの黄金比率って、何?




「…っつーわけで、今日は俺の気が済むまでこっちしか触らねぇことにするわ。俺の言いつけを守らなかったツムへのお仕置ってことで。」




こっち、と言って私の胸元に顔を埋めた彼はさりげなく身体を押し倒し舌と指を使って敏感なところを責め立てる。




それは宣言された通り、、他の場所には一切触れられることなくキスもして貰えない。悶えるような時間だけが過ぎて、少しの刺激だけで達してしまうようになった頃ようやく許されたみたいで…




「……その顔、サイコーに可愛い」




涙で頬を濡らし、彼を見つめる私に「ご褒美、あげよーか?」と言って甘いキスくれる彼に…溺れないで済む方法があるなら、、教えて欲しい。

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