10/8 失ってから気付くもの

自分にとって、大事なものだと気付くのは、いつも失った後だ。

どうも、今日も今日とて。


みんなは日常、当たり前に持っていたものを失って、その後から、それのありがたみが分かった出来事は無いだろうか。たとえば今誰しもが当たり前に使っているこのスマートフォン。1回修理に出したことがあるのだが、数日間スマホがない生活は実に煩わしく苦しいものだった。まあここで上げたものは一例に過ぎない。もっと軽いものから、人生を左右する大切なものまで、規模は大小様々だ。その中で自分の恋愛から失恋をして、そこで失って気づいたことを書いていこう。


まあまず元々、自分はネットで関係性を深めるということをほとんどしてこなかった、感情もほとんど出さなかったし、自分から発言をすることもほとんどなかった。ただ初めて出来た彼女と付き合ってからは、付き合いの長いネッ友からも、感情の種類が増えたと言われたくらいだ。元々なかったものに触れると感性が豊かになって人生は楽しくなる。しかしそれが何らかの理由で失われるとどうなるか、一度得たものを奪われる感覚はもう味わいたくは無い。


実際、無気力、無関心、精神不安定など様々な症状が出て病院にも行った、薬を飲んでた時期もあった、だが未だに治っていない、まだ未練が捨てきれていないからだろうか。あの心が満たされた感覚、生きてていいんだと思わせてくれたあの存在、自分の存在意義をその子に委ねすぎていたような気もする。そんな状態でそれが無くなると、自分の頑張る意味、生きる意味、活力、そして未来への希望、全てが消え去って心にぽっかり穴が空く。その存在がいかに大事だったか、それに気づかされたのは別れた後の話だった。


こうなってしまうともうどうしようもない。これといった対処法がないのである。強いて言うならば、その子を超える恋人としての存在を作ること、だが、人間そう簡単に恋人を作れたら苦労なんてしない。その子のことをひたむきに、一途に愛していたからこそ、これからどうすればいいのか分からなくなってしまったのである。今でも苦しんでいるし、悩んでいるし、泣いてしまうこともある。ただその子が俺の幸せを祈ってくれてる限り、俺は生きなければならない。期待を裏切る訳には行かない、ただ、どうにもならない以上ら死ぬしかないのかもしれないと、常々思う。


一体これからどうすればいいのか、それは分からないが、この暗い、何も無い道をさまよっていれば、いつかは出口に辿り着けるのかな、そう信じていないと生きても行けない、そんな現状に立たされている。

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