りん
ついに雷牙様から煙が上がってしまった。
完全に焼けてる……。
「あ、雷牙がお昼寝しちゃった。
邪魔すると悪いから僕たちはさっさと風呂に入ろう?」
昼寝?え??昼寝???
困惑する私の事は気にせず、遊雷が私の背をぐいぐい押した。
「あの…遊雷?
雷牙様焼けてる…と言うか焦げてるけど本当に大丈夫なの?」
「大丈夫、大丈夫。
雷牙は僕とは違って強い神様だから。
それより早く行こー。
でもこのままだと廊下とか汚れちゃうなぁ。
……あ、そうだ。えーい。」
「きゃっ!!」
え!?何で私を突き飛ばしたの!
転けちゃう!!!
咄嗟に目を閉じて衝撃に備えたら……
バッシャーン!!!!
何故か私は温かい湯船に頭から突っ込んでいた。
「………。」
突然の出来事すぎて状況が飲み込めない。
だって、地面に転がると思っていたら転がった先は湯船で、着物を着たままお風呂に入ってしまったんだから。
「………。」
神様、凄い。
一体どんな力を使って私を裏庭からお風呂に突き落としたの?
「乱暴なことしてごめんね?」
そんな声が聞こえてきたかと思えば遊雷は湯船の外にいてその場で着物を全て脱いだ。
もちろん私はすぐに俯く。
「早くりんと入りたくて。」
別に、これくらいで怒ったりしないよ。
「うん、いいよ。」
別に怪我をしたわけじゃないんだから。
「りん、僕を綺麗にして?」
差し出された血まみれの手を私はすぐに取り遊雷の近くへ行った。
湯船から出て遊雷の頭を正面から洗っていると、遊雷が私の着ている着物の帯を解いた。
もちろん帯をなくした着物は大胆に開いて、かなり至近距離で遊雷に裸を晒してしまう。
「//////////」
悲鳴を上げる代わりに体が真っ赤になってしまった。
「手が止まってるよー?」
止まるに決まってるでしょ?
と言うか………
「あの……あんまり…触らないで…/////」
遊雷の大きな手は私の腰をなぞり、鎖骨に口付けしてきた。
「もう僕のだから好きに触るよ。」
「///////////」
そう、私はもうあなたの物。
私はあなたの贄になった。
だけどこれは…
「恥ずかしい…から//////」
遊雷に触れられると私はおかしくなってしまう。
今でもお腹の中がうずうずしてどうにかなりそうなのに。
この感覚は本当に何なんだろう。
「恥ずかしいの?可愛いなー。」
そうだよ、恥ずかしいよ、こんな事。
「も…もうやめて…/////
お腹の中、くすぐったいの…///」
正直に言えばやめてくれるだろう、私のその考えはかなり甘いと数秒後に理解させられた。
「お腹の中…?
あぁ、ココ?」
ツプッ…!
「ひゃっ////////」
何でそんな所に指を入れるの!?
「遊雷///////」
少し痛くて、でも気持ちよくて変な感じがする。
「ゆうら…いっ…//////
こ…これ、やだぁ/////」
「まだ指の先だよ?
もっと奥触ってあげようか?」
私は必死に首を横に振った。
こんな事されたことないし、奥に指を入れられるなんて怖い。
「本当に?気持ちいいかもしれないよ?」
遊雷は綺麗な顔に色っぽい笑みを浮かべて私の中をさらに暴いた。
暴かれるたびに漏れる私のいやらしい声。
「んっ…/////ま…まって///あっ////」
こんな声を聞かれて遊雷に幻滅されたらどうしよう。
「痛かったら言ってね?」
遊雷はそう言うと私の左胸に優しく噛み付いた。
「あぁっ/////」
噛み付くだけじゃなくて、優しく吸ったりしてくるから…
「やっ…やぁ…/////
これやだぁ/////」
信じられないくらい気持ちいい。
私の下は水音でうるさいし、変な声は出るし、恥ずかしいし、頭がどうにかなりそう。
でも一番私をおかしくさせるのはこの快楽だ。
私の中でゆっくり優しく遊雷が指を動かしている。
ここは、ただ月の物があるだけの部分だと思っていたのに。
「ゆ…遊雷ぃ…/////」
私は立っていられなくなり膝をつく。
遊雷は情けなく反応する私の腰を抱いて体を引き寄せた。
「りん、可愛い。
気持ちいいね?」
「あ゛//////」
耳元で囁かれ首筋に口付けされた瞬間、私の中が一瞬ふわっと大きな快楽に包まれた。
「りん、ここ善かった?」
遊雷は私の反応をよく見ている。
私が一番、理性を手放しそうになったところを執拗に押し上げてきた。
「やだ…やだやだ//////」
どうしよう、腰が勝手に動く…////
「可愛い、僕の指ぎゅーってしてるね?」
「し…してなぃい/////」
私の体は一体どうなってるの?
なんでこんなに気持ちよくてふわふわするの?
「してるよ?
ほら、ココ。
僕がぐーって押したら…」
「あぁあっ//////」
「ほら、もっとぎゅってなった。」
優しい声なのに、遊雷の指先は私の中で動き回ってる。
「可愛い…可愛いね、りん。」
痛かったはずなのに、気持ちよくてたまらない。
息が上がり太ももがぶるぶる震える中、遊雷の指の動きだけを鮮明に感じる。
「はっ…あっ…はぁっ…あぁあっ…//////」
もう自分を繕う余裕もなかった。
はしたなく口を開き、背をのけ反らせて自分のものか疑うような甘い声が出る。
「あぁああっ/////」
その瞬間、頭は真っ白になりかつてない程の快感が私の一番深い部分を突き抜けた。
「はぁ……はぁ……あ………/////」
何これ…気持ちよかった…。
こんなの初めて…。
まだ鳥肌が立っていてしばらく何も考えれそうにない。
遊雷は力の抜け切った私を優しく抱きしめた。
「上手だね、えらいね。」
あんなにはしたない声を上げたのに遊雷は私を褒めてくれる。
「僕以外に触らせちゃ駄目だよ?いい?」
遊雷の胸に抱かれたらなんだか急に眠くなってきた。
「りんー、聞いてる?」
もう何もしたくないわ。
私は気怠い気持ちをなんとか抑えて遊雷の言葉に何度か頷いた。
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