りん

熱い…。

浸かっているお湯が熱いからじゃない。

遊雷に触れられている所が熱い。


「痩せてるね、後でたくさん美味しいもの食べさせてあげる。」


遊雷は私のお腹に触れたと思えば次は私の胸を優しく触った。


「っ〜///////」


なんで!何でそんなとこ触るの!?


「痩せてる割にはちゃんとあるね。

偉いね、りん。」


偉い?私偉いの?何が偉いの?///////


「う…うん/////」


あれ?腰に何か当たっている気がする。


何?何があるの?

なんか硬い…?


「遊雷…私の腰に何かある?」


私が思い切って聞くと遊雷が笑った。


「そうだねー、何かあるね。

触ってみる?」


やっぱり何かあるのね!


「一体何が…!」


私は振り返り腰に当たっているそれを見た。


謎のそれが私の視界に入った時…


「////////」

「あー、見られちゃったー。」


私は振り返ったことを今までで一番後悔した。 


遊雷のそれの形がまるで違う。

何というか……


「……大きい。」


と言うより逞しい?さっき袴を脱がせて見てしまった時はこんな形じゃなかったのに。


男の人のそれをまじまじ見ている事に気付いた私。

しかも神様のそれをじっと見つめるなんて。

私はすぐに遊雷にまた背を向けた。


「ねぇ、触ってみたくない?」


遊雷が耳元で優しく聞く。

触るって?まさかそれを?

そんなの駄目に決まってる!!!


「さ、触らないよ/////

そ、そもそも!本当はこんな風に神様に触っちゃ駄目なのに//////」


今更だけど、贄から神様に触ることは無礼に当たる。

それはこの神の世の誰もが知る決まり事だった。


「僕がいいって言ってるのに?」


遊雷は優しいからそう言うだけよ。

「やっぱり…遊雷は神様だからあんまり失礼なことはできないよ。」


本当はこの言葉遣いだって呼び方だって…。

無礼を上げていけばキリがなかった。


「りんはいいんだよ。

何をしても僕がぜーんぶ許してあげる。」


嫌だな、こんなの。

優越感に溺れそうになる。

こんな自分が愚かで浅ましい。

遊雷の優しさに甘えてしまいそう。

自分の立場を弁えないといけない。


しっかりして、私。


遊雷は神様なのよ?

この世の何よりも偉い存在。

理不尽なほど全てを手にしている存在なの。

それに引き換え私は?

私は自分の死すら選べなかった哀れな贄よ。

遊雷とはもう土俵が違う。


「ありがとう、遊雷。」


遊雷が優しいからって麻痺しないようにしないと。


遊雷に少しでも嫌われたら私はもう立ち直れない。


二人で温まった後は遊雷の体を洗った。


遊雷は体が大きいから大変だったけど、役に立てるのならそんなの事はどうでもいいことだった。


それより私が今気になるのは……


「りんの髪はいつ見ても綺麗だね。」


遊雷が私の髪の毛を甲斐甲斐しく拭いている事だ。


もちろん私はこの状況にあわあわしている。


「遊雷、本当に、本当にもう大丈夫だよ!」


神様に髪を拭いてもらうなんて…!


「ちゃんと拭かないと風邪ひいちゃうよ?」


いいのよ、私の体調なんて!


「私は体は丈夫だから大丈夫!」


決して丈夫ではないけれどこうでも言わないとやめてくれそうにない。


「こんな痩せてる子は丈夫とは言わないよ。」


遊雷は優しく言うと私の頬に口付けした。


「僕に任せて。」


あぁ…////もう…/////

口付けされると本当に変な気分になる。

ちなみに、縁側から落ちてできた傷はお風呂に入っている時に全て遊雷が治してくれた。


ん………?………あ!!!!!!!!!


「遊雷!」

「んー?」


私ったら何をやってるの!!!


「遊雷、私ちょっと行かなきゃ…!」


遊雷と雷牙様の着物を外に置きっぱなしにしてしまった!!!


立ち上がろうとすると遊雷が私のお腹に手を回してそれを阻止する。


遊雷は片手で私を止めているだけなのにすごい力だ。


「行くってどこに?」


説明なんてすっ飛ばして着物の元へ走りたい。


けどそんな事したら遊雷が驚いてしまうよね。

   

ちゃんと説明しよう。


「裏庭の井戸に行きたいの。

遊雷と雷牙様の着物を置いてきてしまったから。

雷牙様の着物は穴も縫わないといけないしすぐに」


トサッと自分の体が畳に倒れる。

私は遊雷に押し倒されていた。


「何でりんが雷牙の着物を縫うの?」


あ…あれ?

遊雷、さっきと雰囲気が違う気がする…。

気のせいかな?


「あの…私が雷牙様の着物を汚してしまったの。

雷牙様が親切で貸してくれた着物だったからちゃんとお返ししたくて…。」


「雷牙と随分仲良くなったんだね。」


遊雷は指先で私の額を優しく撫でた。


「…仲良く、と言うか…雷牙様がすごく親切にしてくれたの。

すごく優しい神様だね。」


私は雷牙様を褒めたつもりだった。

それなのに…


「もう、雷牙には会わないで。」


そんな事を言われるとは思わなかった。


「…え?」


「雷牙は忙しいから僕と一緒に遊ぼう?

それに、僕の方がりんに優しくできるよ?」


遊雷は私の頬をそっと撫でた。


「何でも好きなものをあげるし、りんが嫌いな人は僕が懲らしめてあげる。

雷牙の事なんか忘れて僕と一緒にいよう?ね?」


優しい口調や手つきから明らかに感じる鋭い何か。

その何かが何なのかは分からないけど、遊雷の言葉を否定しようとは思わなかった。


「…うん…分かった……。

遊雷の言う通りにする。」


私は遊雷の言う事を何でも聞きたい。

その遊雷が雷牙様に会うなというならそうする。


「りんは本当にいい子だね。

あ、そうだ。

明日、一緒に出かけよう?

りんの欲しいものは全部僕が買ってあげる。」


一緒に出かける?欲しいものは全部買う?

それはちょっと…


「大丈夫なのかな……?」


神様に何かを買ってもらうなんて恐れ多いよ。


「うん、僕がいるから大丈夫だよ。」


いろいろな心配をする私と何も心配していない遊雷。


私が難しい顔をしていたからだろう、遊雷は私の眉間に口付けをした。


「///////」

「明日が楽しみだね?りん。」


目の前の神様があまりにも可愛く笑うから私は頷く他なかった。


その夜、私は遊雷に抱きしめられて眠りについた。


心の中では、いいのかな?とずっと疑問が渦巻いてる。


浅い眠りを何度も繰り返し、夢すら見ずに眠っていた。


「遊雷様、朝のお支度をさせていただきます。

入ってもよろしいでしょうか?」


遊雷を起こしに来た女中の声で目が覚めた。

もう朝みたい。

寝ぼけていた頭は瞬時に切り替わり体勢を起こす。


遊雷の腕の中で眠ったと知れたら大変だ。


部屋の隅に移動しようと立ち上がると、大きな手が私の腕を掴み床へ引き戻す。


「きゃっ!」


ドサッと尻餅をついた先は遊雷の膝の上だった。


「いいよー、入っておいでー。」


えっ!?え!!?え!!?

今入っておいでって言った!?

そもそもいつ起きたの!?

私が見た時は寝てたのに!!


部屋の襖がスッと開けられた。

そこにいたのは昨日縁側で会ったあの三人だ。

三人は私を見るや否や綺麗な笑顔が引き攣る始末。


「ゆ、遊雷!様!

お戯れはおやめください!」


私は必死に遊雷の腕から逃れようとした。


「どうして?見られたら困るの?」


困る!困るに決まってるでしょ!!


「い…いえ…、ただ遊雷様はお支度がありますので…!」


遊雷なんて力なの…っ!

このふんわりした雰囲気で馬鹿力なんて!!


「りんは手伝ってくれないの?」


今回の事で嫉妬を買うのは目に見えていた。


この三人、特に美咲様と呼ばれていた女は私を睨みつけているようだったから。


「私は贄なので…そのような大役は務まりません。

お支度が終わるまでお部屋を出ております。」


遊雷がぎゅーっと私を抱きしめる力を強くした。


「二人きりの時じゃなきゃ仲良くしてくれないんだね、少し寂しいなぁ。」


あぁ、そんなこと言わないで…!

この三人にはすでに目をつけられているのに…!


「遊雷様、お話中申し訳ございませんが贄を離してくださいませんか?

お着替えの妨げになりますので。」


一人の女中が明らかに私を邪魔だと言っている。


こうも催促されたら私だって早く逃げたい。


「ねぇ……お前。」


突然、流れが変わった。

朝の穏やかで優しい時間が、遊雷の一言で凍りつく。


「僕からりんを取り上げようとしてるの?」


私は遊雷の膝の上で抱かれているから遊雷の顔は見えないけど、三人の女の顔を見れば一目瞭然。

今の遊雷はどう考えてもニコニコしている訳じゃないだろう。


「たかがお前が?」

   

女はもう顔を真っ青にしていて今にも吐きそうだ。 


きっともう気が触れそうなくらいの恐怖なんだろうな。


「い…いえ…あの…わ…私っ…わたし…は…ひぃっ!!」


女の瞳から血が溢れ出してくる。

自分の瞳から出ているのものが涙じゃないと悟った女はとうとう泣き出した。


「お許しくださいっ…!遊雷様!

誤解です…!決してあなた様から何か奪ったりなど致しません!!」


昨日の印象は最悪だけど、だんだん可哀想になってきた。


「あ…あの…遊雷…」


私が振り返り遊雷の顔を見ると、遊雷は優しく笑って…


「んー?」


と聞き返してくれる。


「ち…血が、出てるよ?可哀想…。」


たった一言でものすごい勇気を振り絞った。


「い…いえ…あの…わ…私っ…わたし…は…ひぃっ!!」


女の瞳から血が溢れ出してくる。

自分の瞳から出ているのものが涙じゃないと悟った女はとうとう泣き出した。


「お許しくださいっ…!遊雷様!

誤解です…!決してあなた様から何か奪ったりなど致しません!!」


昨日の印象は最悪だけど、だんだん可哀想になってきた。


「あ…あの…遊雷…」


私が振り返り遊雷の顔を見ると、遊雷は優しく笑って…


「んー?」


と聞き返してくれる。


「ち…血が、出てるよ?可哀想…。」


たった一言でものすごい勇気を振り絞った。


「い…いえ…あの…わ…私っ…わたし…は…ひぃっ!!」


女の瞳から血が溢れ出してくる。

自分の瞳から出ているのものが涙じゃないと悟った女はとうとう泣き出した。


「お許しくださいっ…!遊雷様!

誤解です…!決してあなた様から何か奪ったりなど致しません!!」


昨日の印象は最悪だけど、だんだん可哀想になってきた。


「あ…あの…遊雷…」


私が振り返り遊雷の顔を見ると、遊雷は優しく笑って…


「んー?」


と聞き返してくれる。


「ち…血が、出てるよ?可哀想…。」


たった一言でものすごい勇気を振り絞った。


「可哀想?あれが?」


遊雷はあの人に対して慈悲や罪悪感はないみたい。


「うん…血が出るのは痛いよ?」


私も緊張していて自分が何を言っているのか分からなかった。


「そうだね、血が出ると痛いよね。

だからやってるんだよ?

りんは僕のものなのに、僕から引き離そうとしたから。」


神様の怖いところはこれだ。

他人の命をなんとも思っていない。


「ち、違うよ…!

あの人は遊雷の支度をしたかっただけだよ?

やめてあげよう?ね?

あの人と一緒に私も遊雷の支度を手伝うから…。」


「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!ごめんなさい!!助けてください!お願いします!!

遊雷様ぁ!!!」



半狂乱になっている女。

その声はあまりにも切羽詰まっていて聞くに耐えない。


「遊雷、あの人すごく怖がってる。

可哀想だよ?」


「うん、怖がってるね?」


こんな頼み方では聞いてもらえないんだろうか。


「お願いします!遊雷様!!」


目上の者に対する言葉遣いなら聞いてもらえる?


ブジュッ!!「ひぎゃっ!!」


「きゃぁぁあ!!」

「いやぁぁあ!!」


突如上がった呻き声と悲鳴。

私がそっちの方を見た時には女の左目が飛び出していた。


人の目が飛び出している所を初めて見た私は頭が真っ白になる。


どうすればいいか本当にわからなくて怖くて体がガタガタと震え始めた。


私がただ恐怖に染まっていると誰かがこの部屋の襖を開けた。


「朝から何を騒いでいるかと思えば…。」


来たのは雷牙様でこの光景を見てため息をついている。


「兄様、やめてやれ。

全員怯えてるじゃないか。」


雷牙様は何の遠慮もなしに遊雷にはっきり言う。


遊雷が怖くないの?


「りんに嫌われたいのか?」


雷牙様がそう聞くと…


「っ…はぁ、はぁはぁはぁ…!!」


血まみれの女が床に倒れ込むようにして膝をついた。


倒れた女の側により、雷牙様が女の飛び出してしまった目に手を近づける。


すると女の目はあっと言う間に治っていた。


「お前たちは三人はもう下がれ。」


雷牙様に言われて女たちは急いで部屋を後にした。

この部屋にいるのは神様の兄弟と一人の贄。


かなり珍しい組み合わせと言える。


「何があったんだ。」


雷牙様がそっと切り出した。


「りんを取り上げようとしたんだ、あの女。」


遊雷はもちろんニコニコと笑いながら答える。


「だから頭吹っ飛ばそうと思ってたんだよね。」


こんな事をニコニコ笑いながら言う遊雷は狂人以外の何者でもない。


「りんが怯えているだろ、これからは目の前で女中の頭を吹っ飛ばすのはやめてやれ。」


「りん、兄様がすまなかった。

大丈夫か?」


雷牙様は本当に申し訳なさそうに謝ってくる。

神様に謝られるなんて…。


「はい…私はだいじ………。」


言葉の続きは言えなかった。

遊雷の大きな手で口を塞がれてしまったから。


「何で雷牙と話すの?

りんは僕のでしょ?」


遊雷の顔を見上げたら、笑っていない事に気が付いた。

ついさっきの光景が脳裏をよぎる。


記憶に新しいから遊雷を怒らせる事だけはしたくなかった。


私は何度も遊雷の目を見て頷いた。

私は遊雷の物で反抗する気はない。

遊雷の言うことを全て聞く、と視線で訴えかけた。


それなのにどうして…


「っ……!!」


その大きな手を離してくれないの?

鼻も口も塞がれているから息ができなくて苦しい!


「ーっ!!」


苦しくて足がばたついてしまった。


それを見た雷牙様は…


「兄様!手を離してやれ!

苦しがってるだろ!」


少し大きな声を出した。


私は何度も遊雷の目を見て頷いた。

私は遊雷の物で反抗する気はない。

遊雷の言うことを全て聞く、と視線で訴えかけた。


それなのにどうして…


「っ……!!」


その大きな手を離してくれないの?

鼻も口も塞がれているから息ができなくて苦しい!


「ーっ!!」


苦しくて足がばたついてしまった。


それを見た雷牙様は…


「兄様!手を離してやれ!

苦しがってるだろ!」


少し大きな声を出した。


私は何度も遊雷の目を見て頷いた。

私は遊雷の物で反抗する気はない。

遊雷の言うことを全て聞く、と視線で訴えかけた。


それなのにどうして…


「っ……!!」


その大きな手を離してくれないの?

鼻も口も塞がれているから息ができなくて苦しい!


「ーっ!!」


苦しくて足がばたついてしまった。


それを見た雷牙様は…


「兄様!手を離してやれ!

苦しがってるだろ!」


少し大きな声を出した。


「りん、苦しい?」


優しく聞いてくる遊雷。


もちろん、苦しかった私は何度も頷いた。


「そっかそっか、ごめんね?」


遊雷は謝るとすぐに手を退けて私の唇をパクッと食べてしまった。


「え。」


これには雷牙様も驚いたようで、その風貌には似合わない間抜けな声を上げていた。


「あ、兄様!何をやってるんだ/////」


そしてどうやら照れているらしい。

もちろん…


「//////////」


私も顔を真っ赤にしている。


「何って…。僕たち仲良しだもんね?」


遊雷は一体何を考えているんだろう。

そんなこと、私に聞かないでよ!


「嫁入り前の娘にそんな事をするな////」


「人妻ならいいの?」


「いいわけないだろ!!」


二人が話をしている最中、とにかく私は自分の真っ赤になった顔を必死に戻そうとしていた。


「りん、嫌なら嫌と言っていいからな。

残念ながら兄様は誠実な男とは言えない。

将来誰かと添い遂げたいと思っているのなら踏み込んだ関係にはならないようにしてくれ。」


踏み込んだ関係?


「あの…踏み込んだ関係ってどんな関係でしょうか…?」


私は学がないから何もわからない。


「そっ…それは…/////」


どうして雷牙様はそんなに顔を赤くするんだろうか。

私、変な事聞いたかな?


「お、俺を揶揄うな!

言わなくても分かるだろう////」


???


「雷牙様、よく」「りん。」


遊雷の手が背後から私の喉を掴んだ。


「雷牙とばかり話すならここ、潰してあげようか?」


冷静に、あくまでも穏やかな遊雷。

これ以上怒らせたら何をされるか分からない、そんな底知れない恐怖があった。


「も…もう、話さないよ。」


私は怖くなって遊雷の首筋に頭を預けた。

遊雷が私を抱く力を強くした。


「本当に?」


不安そうに聞いてくる遊雷。

遊雷はどうしてこんなにも私と他者の関わりを嫌うのかな?


「うん、本当だよ。」


その理由は分からないけど私が遊雷とだけ話せば遊雷は嬉しいんだ。


だったら、遊雷の前で誰かと話すのは控えないと。


「あぁ…可愛いなぁ…。」


遊雷が私をぎゅーっと抱きしめる。


密着すればする程私の鼓動も早くなった。


「兄様、もうそのくらいにしておけ。

今日は何がなんでも付き合ってもらうぞ。」


付き合ってもらう?

二人はどこかへ行くのかな?


「えー、今日はりんと出かけるから無理だよ。」


遊雷は悪びれる事なく雷牙様に言った。


「無理と言われても無理だ。

そもそも、りんに関する事で行かなければならない。

今回参加しなければりんは閻魔様に取り上げられる可能性が高くなる。」


え?何?今、雷牙様はなんて言った?

閻魔様って言った?

私の聞き違い?


「あんな爺さんがどうやって僕からりんを取り上げるの?

僕の方が強いのに。」


え?遊雷が閻魔様よりも強いの??

閻魔様ってすごく怖い神様じゃなかったっけ?

生前、そんな話を聞いたことがあるけど…



「遊雷……閻魔様よりも強いの?

遊雷は神様の中でも下っ端の下っ端のそのまた下っ端って言ってたのに?

やっぱり、遊雷って物凄く偉い神」


「そんな事ないよ、僕は全然偉くも強くもないよ?

びっくりするくらい弱い神様で、神様の中で一番りんに近い存在なんだー。

あぁ、閻魔様怖いなぁー。」


遊雷、あなたは一体この神の世でどこの位置にいる人なんだろう。

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