呪いのメール

天川裕司

呪いのメール

タイトル:呪いのメール


ある日、道を歩いていたら携帯が鳴った。

で、見てみると、

「うわっ、なんだこれ!?」

メール「呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い」

延々、書かれてあった。


「……誰だよ、こんないたずら…」


見たこともないアドレスから来ていた。

俺も同じように返してやろうかと思ったが、

関わるのがなんとなく嫌だったのでやめた。


それから数日後。

横田「よろしく〜」

大学の部活に新しいヤツが入ってきた。

「よろしく♪」

俺たちはなんとなく意気投合し、

プライベートでも一緒に遊ぶことが多くなった。


でもそこで…

「え?!お前だったのかよこれ!」

なんと、その横田のメールアドレスが、

あの「呪い」のメールを送ってきたアドレスだったのだ。

でも横田は…

「いや、俺送ってねぇよ。てゆうか、お前んとこにもこれ来てたのかよ…」

と意外な答え。


「え?」と言った感じに俺のメールアドレスを見た横田は、

横田「いや、お前が送ってきたんじゃねぇのかよこれ?!」

と言って自分の携帯のメール履歴を見せてくれた。


「え……」

横田のメールにも

あの「呪い」のメールが送られてきていた。

送ったそのメールアドレスは俺のアドレス。


そして顔を見合わせながら

もう1度自分たちの携帯を見合わせた時、

フッと言った感じに

その「呪い」のメールは消え去ったのだ。


「なんだこれ…」

誰に言っても信用してもらえなかったが、

うちの大学の何人かが同じ様な目に遭っており、

少しの間、その噂で持ちきりになった事がある。


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=WOxcS4JUwTk

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呪いのメール 天川裕司 @tenkawayuji

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