第12話
クライヒハルトが、まだ王国に来て間もない頃。
今のように王国貴族から全幅の信頼を得る、それ以前の逸話が一つある。
帝国との戦争中に突如私の元に現れ、会戦を勝利に導いたクライヒハルト。彼の論功行賞を行う時の事である。一部の貴族が、彼に対する褒賞の減額と延期を主張したのだ。
一般常識に照らし合わせても、明らかに恥知らずな行いである。クライヒハルトが居なければ、確実に王国は負けていた。その彼への報酬を値切ろうとするなど、貴族としての適性すら疑われる。もしクライヒハルトが苛烈な性格をしていれば、その場でブチ殺されてもおかしく無かった。
尤も、その貴族たちはもう死んでいるようなものだったのだが。
リラトゥ率いる異形の軍勢に領地を散々に荒らされ、領地の経営状況は既に死に体。王国からの支援を受け取れなければ、彼らはその年の冬すら越せなかったであろう。
彼らだって、まさか本気で言っていた訳では無い。ただそうしなければどうせどの道死ぬのだから、せめて足掻こうと言ってみたのだ。当然、この件はクライヒハルトの耳にすら入ることなく棄却された。
はっきり言えば、彼らは王国から見捨てられたのだ。王国の財政もまた苦しく、クライヒハルトを繋ぎ止めるための褒賞すら、彼の英雄としての格を思えば不足しているような有様だった。全てが、仕方なかったのだ。かくて彼らは全てから見放され、哀れな末路を辿るかと思われたが……クライヒハルトが、そうさせなかった。
クライヒハルトは王家から賜った恩賞……多種多様な金品や魔道具を全て抱えて、帝国によって被害を受けた家々にそれらを配って回った。丁寧に、慇懃に。
それだけでは無い。彼は貴族たちの前で先の戦いで散った者たちの名前を暗唱し、彼らがいかに懸命に戦ったかを語り、跪いて感謝を示した。そして、少なくとも急場をしのげるだけの補填を渡した。一つではない、戦争で被害を受けた全ての家を回ってだ。王家から受け取った恩賞を使い果たし……それどころか、彼が全くの一文無しになるまで、ずっと。
「私自身としては、英雄にいい思い出など何も無かったのですが……ええ、あの行動には流石に心が動きましたね。人は口では何とでも言える生き物ですが、行動だけは嘘を吐かない。貴族の中には、未だに酔うとこの話ばかりする者もいますよ」
そう言って、金髪の優男……私の兄上は柔らかく微笑む。
第一王子、グリゴール・アストリア。
王位継承権第一位であり、既に多数の貴族を派閥に加えている盤石の次代国王候補。政治的根回しに強く、帝国との開戦をギリギリまで引き延ばす事が出来たのも彼の手腕によるものだ。領地経営でも既に結果を出し始めている、王国の俊英。
兄上から呼び出された、厳重に人払いのなされた一室。私は、そこで兄上の適当な世間話に付き合わされていた。
「…………」
「そうそう、逸話で言うと、クライヒハルト卿が北大陸からの魔人を撃退した話などもありましたね。あの話は平民たちにも親しまれて、吟遊詩人のいい飯の種になっているとか……」
ニコニコと、喜び以外の感情を読み取らせない笑顔。しばらく話している筈なのに、何一つ読み取れない内心。この人はわたしと話せて本当に幸せなのだと、そう思ってしまうような態度。
兄上はいつもこうだ。王宮内外に友人も多く、人望もある人だが……彼の『欲しい物』が、全く読み取れない。何も欲しがっていない。
「……それで」
長々と続く兄上のお喋りに焦れて、私はコツコツとテーブルを叩く。政治の化物である兄上に対して、これ以上主導権を渡したくなかった。
「つまらない世間話にいつまで付き合えばいいの? 密使を使って、人払いまでして、やりたかったことがこれ?」
「はは、それは御免なさい。ですがまぁ、『世間話に付き合ってくれた』というのもまた一つの情報なので」
では、本題に入りましょうか。
兄上はそう言って、少し腰を浮かして座り直し。
何でもないような顔をして、こう言った。
「私、グリゴール・アストリアはこの度、帝国との交渉失敗の責を負い、王位継承権を放棄する事となりました」
という、とてもじゃないが信じられないような事を。
「……はい?」
「弟のドレイクも、軍の責任を一身に負い、同様に継承権を放棄。貴方の姉たちは貴族に嫁ぐので、当然ながら継承権は取り消しとなります」
「ちょっと、ちょっと待って」
「つまり、このシグルド王国において王位継承権第一位となるのは貴女になります。
おめでとうございます。これからの王国をお願いいたしますよ、次期女王殿」
「ちょっと待って!」
明日の献立を語る様に平然と語る兄上に、思わず立ち上がって話を遮る。
「な……何よ突然! そんな、だって……次期国王は兄上だって、殆ど決まっているようなものだったじゃないの!」
「っふふ。貴女がそれを言いますかね、我が妹。ちなみに継承権放棄後は、法国にでも特使として赴こうかと思っているんですよ。突然『神を信じなさい』という天啓が降りてきた、という事にしようかと。いやあ、やっぱり宗教という物は崇高で素晴らしいですからね」
「心にも無さそうなこと言わないで!」
宗教なんて、兄上から一番縁遠そうなものじゃない。何よ、天啓が降りてきたという事にしようって。法国関係者に言えばボコボコにされるわよ。
「ああ勿論、貴女さえ許してくれるならしがない一役人としてまた戻ってきますよ。政務の手伝いなども、貴女の許す範囲でしましょう。それに父上もまだまだ壮健でしょうから、今から焦りすぎる事はありません。ただ、女王としての心構えを今からゆっくり準備してもらえれば」
何か無理難題を言ってる! そ……それが一番難しいんですけど!
……息を整え、気持ちを落ち着かせる。落ち着け私、何か知らない間に大国の女王になろうとしている私。兄上の悪癖だ。結論だけ言って、中身を抜いて話す癖。こちらが不明点を落ち着いて聞けば、ちゃんと全部話してくれる相手のはず。
「……理由くらいは、聞かせてくれるんでしょうね」
「勿論。将来的には貴女の方が格上です、懇切丁寧にお話しますとも」
兄上は茶を一口飲んでから、さて何処から話せばいいかと言った風に視線を巡らせる。
「そうですねえ、まずは一番肝心なところから。私たちの完全なる不手際について、貴女に謝罪するところから始めましょう」
「……謝罪?」
「ええ。帝国重鎮、ヴェスパー・ガルドロック……彼と貴女の婚約を強引に推し進めた事も、そもそも、貴女を不当に虐げていた事も。何もかも、私たち王国貴族が間違っていました。本当に本当に、申し訳ありません」
そう言って、兄上は。
この国の権力構造においてほとんどトップクラスである彼は、私に向けて深く深く頭を下げたのだった。
どうも。第一王子グリゴール・アストリアです。現在私は妹相手に全力の謝罪中で、彼女の機嫌次第ではもしかするとここで死ぬかもしれませんね。
いやいや、未来の可能性は無限大とはよく言ったものです。まさか王国貴族たちから盤石の支持を得ていた私がこんな死刑囚じみた境遇となり、庶子として迫害されていた妹がその死刑執行人になるとは。子供の頃は彼女に花で王冠を造ってあげたのですが、今や本物の王冠が彼女に戴かれようとしています。
マリー・アストリア。トチ狂った父上のどうしようもない愚かさによって生まれた、哀れな妹。彼女が虐げられたのにも、我々からするときちんとした理由がありました。
異能は血に宿る。
英雄の子は英雄になりやすく、その子孫は、どんな出来損ないでも何らかの異能を発現させる。王族や貴族は英雄の血を躍起になって取り込み、あわよくば自らの一族から英雄を輩出する事を願う。
私たち
だからこそ。それを平民へと混ぜ、我々の優位性を崩す行為は何よりの禁忌でした。
平民へと惚れ込み、愚かな真似をした父は大きくその権力を減じ。そしてその子供であるマリー・アストリアは、見せしめとして迫害されなければなりませんでした。どれほど堅牢な堤防も、蟻の一穴から崩れます。二度と父のように阿呆な事を考える貴族が出ないようにする為にも、彼女は王宮で、王国において庶子がどれほど冷遇されるか、青い血を流出させる事がいかに愚かかを示し続けなければなりませんでした。政治的手腕により何とか退位を免れた父も、これだけは覆しようがありません。
私としては、阿呆らしいとも思っていましたが……父がそれ以上に阿呆だったので、どうしようもありません。惚れた腫れたの平民らしい幸せが、王族に許されるとでも思っていたのでしょうか。
とは言え、流石に何の罪もないマリーは可哀想でしたし。何度か助け舟をそれと無く出しましたが、どうにも噛み合いませんでしたね。
例えば、彼女が育てた【劇団】という暗部組織……あれは、正直に言って中々の物でした。しかし、妹が持っていても活用のしようがありません。情報とは集めるだけでは意味が無い、使わなくては。王宮に何の影響力も持たない彼女が持っていても、ただ腐らせるだけです。あれを王家に献上してくれれば、彼女を敵視する眼も随分減ったでしょう。それに王家からの返礼として、代わりに幾つかの権限や領地を彼女に与えてあげられました。ですが劇団は彼女にこそ忠誠を誓っていましたし、マリーは自らに力を蓄える事に執着していましたし。残念ながら失敗に終わりました。
庶子と言うのは、平民の想像を遥かに超えて罪深い存在です。血筋は我々にとっての命綱ですから。彼女は王宮内で冷遇され、本人の気質も相まって孤立を深める事となりました。
思えば、この辺りから私たちの失敗は始まっていたのでしょう。マリーは不義の子であり、一罰百戒の役目を持つ人柱でした。しかし父上にしてみれば愛した者の子であり、そう無下に出来る物でもありません。庶子は島へ流すのが通例であるのに、王宮に留め置いた事もその一つです。つまり、何もかも中途半端だったのです。生かすのであればきちんと厚遇して信頼関係を築くべきでしたし、そうでなければ放逐してしまうべきでした。
風向きが変わったのは、クライヒハルト卿が王国に仕えてから。マリーが、英雄と言う特大の武力を手にした時からです。
救国の英雄であるクライヒハルト卿は、我々にとって何よりも優遇して扱うべき人物です。一方で彼が敬愛するマリーという人物は、我々が無下にしてきた庶子なのです。戦時下という極限の状況で、私たち王国貴族たちはこのギャップを上手く処理できませんでした。マリーへ擦り寄るべきだと主張したり、無闇に危険視したり、クライヒハルト卿を自らの配下にしようと謀略を仕掛けたり。
最後の阿呆はこちらで処理しましたが、人柱たる庶子のマリーの下に、救国の英雄クライヒハルト卿がついているという状況の歪さは如何ともしがたいものがありました。
ですから、リラトゥが婚約を提案してきた時には『これは丁度いい』と思ったのです。彼女が帝国と言う新天地に行けば、問題は全て解決するでは無いかと。
自らの主君であるマリー殿下が帝国に行くのですから、クライヒハルト卿は帝国を何度でも訪れる事が出来ます。暴食皇帝リラトゥに対し、王国への再侵攻を妨げる最高の重しとなるでしょう。マリーにとっても、帝国と言う新天地に行くのは良い手です。庶子がどのように扱われるか、一部の愚かな王国貴族たちもよく思い知りました。人柱の役目はもう十分です。帝国に行って、自らの幸せを掴んでも良いでしょう。そして主が帝国の賓客として厚遇されるのですから、クライヒハルト卿とて悪い気はしないでしょう。
という訳で、婚約を拒む理由は何一つありませんでした。一つ言うならば、リラトゥが話を急いだ為、マリーへの根回しが間に合わなかった事。しかし、そもそも娘の結婚は親が決める物です。平民に入れあげた父上がどの面でとは思いましたが、慣習は慣習ですから。問題は無いだろうと判断してしまったのです。……この時の自分の判断を、私は死ぬほど後悔していますがね。
さあ、そして一体どうなったか。
『星が堕ちた』と噂される、クライヒハルト卿とリラトゥの戦闘痕。
我々王国貴族は、クライヒハルト卿の機嫌をこの上なく損ねてしまったのです。
誓って言いましょう。私たちに、クライヒハルト卿と敵対するつもりなど何一つありませんでした。重ねて何度も言いますが、帝国との結婚はマリーにとっても良い物だと考えたのです。娘の結婚は親が決める物。このままでは、マリーは年老いた貴族の後妻にでもさせられていたでしょう。呪縛に満ちた王国よりも、帝国の方が幸せになれるだろうと兄としても考えたのです。
クライヒハルト卿は、主の意に添わぬ結婚が気に食わなかったのか。それとも、我が妹を女性として愛しているのか。今すぐ謝罪すべく何度もクライヒハルト卿に使者を送り、私自身も向かいましたが、彼の居宅を何度訪ねても彼は留守でした。
救国の英雄であるクライヒハルト卿は、この国において何よりも優先すべき人物です。彼がこの国を出ていくだけで、私たちはリラトゥの腹の中に納まるでしょう。
そして、悪い知らせがもう一つ。
粉々になった別荘の跡地から少し離れた所に、二つ目の戦闘痕があったのです。一つ目の物よりも荒々しく、怪物が空間ごと捩じ切ったような破壊の跡が。
マリー・アストリアは、二人目の英雄を抱えている。
この情報が、いかに我々をパニックに陥れ、マリー・アストリアの認識を大いに改めさせることとなったかは筆舌に尽くしがたいです。英雄とは、国がその総力をあげて召し抱えるものです。個人が従えるなど、建国神話の領域でしか聞いたことがありません。
もちろん偽情報の可能性も考えました。しかし英雄の痕跡と言うのは、隠せるものでも誤魔化せるものでもありません。余りに馬鹿げた話ですが、しかしそう考えるしかありませんでした。
暗部組織の長である、イザベラという女でしょうか。それとも別の、秘匿された人物でしょうか。対価は何で、クライヒハルト卿とはどう折り合いを付けさせているのか。何もかもが私たちの想像を超えています。
何もかもが予想外でした。クライヒハルト卿のマリーへの敬愛の深さも、彼女が抱えている戦力も。
彼女が王位を望めば、それを止められる戦力など有りません。今まではクライヒハルト卿がそんな事に手を貸す訳が無いと信じられましたが、我々の失態によりそれも揺らいでいます。それに加えて、全てが不明瞭な二人目の英雄の存在。私たち王国貴族にとって明るい情報は一つもありません。
ならばいっそ、初めから彼女に王位を渡してしまおう。そう考えた私はすぐに根回しを始め、マリーに来てもらった訳です。
「だからまあ、貴女を此処に呼び出した時、後ろから怒り狂ったクライヒハルト卿が来て首を刎ねられる事も覚悟していたのですよ。なので、貴女が世間話に付き合ってくれた時には正直ほっとしましたね」
しかめ面をするマリーに、そう言って申し訳なさそうな顔を見せます。私が100人死んでもクライヒハルト卿が王国に留まるなら安い物ですが、それはそれとして死にたくないですからね。
「……だから、私に王位を継がせようって? 話が少し飛んでるような気がするのだけど」
ちなみに、この案の発案者は私です。次期国王となる事がほぼ決まっていた私にしか、こんな提案は出来ませんからね。
「いいえ、実は前から考えていたのですよ。そもそもとして、構造が歪だったのです。クライヒハルト卿は国に仕えながら、貴女にも仕えている。いつか何とかすべき事だったのです」
この権力の二重構造を、私は当初マリーを王国から切り離す事で解決しようとしました。帝国の外戚となり、縛りに満ちた王国から逃れればと。しかし、それは想像をはるかに超えた失敗に終わりました。クライヒハルト卿は、マリーよりも王国に忠誠を誓っている。何の疑いも無く言えたその言葉も、今となっては紙のように薄い。
「これからは、貴女こそがアストリア王国です。貴女にこそ、英雄が仕えるのです。クライヒハルト卿はどうやら、私たちの想像を遥かに超えて貴女を敬愛している。元々こうなるのは自然な流れでしたよ」
極めて単純な話ですが。我々王国貴族は、クライヒハルト卿が王家にこそ忠誠を誓っていると考えていたのです。彼は本当に、理想の騎士像そのものでしたから。しかし今回、彼はマリーの婚約に初めて明確な拒絶を示しました。クライヒハルト卿が王家の命なく力を振るうなど初めての事です。
英雄が同格の英雄でもない個人に執着するなど、普通はあり得ません。生物として格が違うからです。しかしもしそうなのであれば、彼女以外が王座につくのはむしろ自殺行為でしょう。
別に私も、王位に執着とかありませんでしたし。私しか居なさそうなのでやろうとしていましたが、今はどう考えても妹の方が適任でしょう。
「………………」
妹は難しい顔をして黙ってしまいました。我々に怒っているのでしょうか。それとも、話が少々急過ぎたでしょうか。
「……そう難しく考えずとも大丈夫です。つまりこれは、私たちから貴女への降伏宣言です。英雄を二人従えている貴女に、敵対する者など誰もいません。明日からは全ての貴族が貴女の機嫌を取り、貴女の脚を舐めに来るでしょう」
「(……もう居る、そういう奴が既に一人……!)」
妹が更に難しい顔をしてしまいました。何がマズかったのでしょう。今までの仕打ちを許してもらうには、国王の位でもまだ足りなかったでしょうか。いえ、やはり謝罪が足りませんでしたね。
「もし宜しければ、貴族たちが貴女に謝罪したいと申しています。明日にでも廊下に並べて、一斉に土下座させましょうか。勿論私も参加しますよ」
「(いる……! 毎日でもやって来る奴がもう居るから……!)」
……ところで一つ、荒唐無稽な可能性として。
マリー・アストリア自身が英雄である、という仮説もあったのですよね。英雄は英雄同士としか交友関係を築かない傾向にありますから、もし彼女自身が英雄であればクライヒハルト卿の行動にも理由がつきます。しかし、ここまで威圧感の無い英雄などいたでしょうか。もしくは、それが彼女の異能である可能性も……?
とにかく。今後の王国存続のためには、マリー・アストリアとの関係を改善する事が非常に重要です。使える物は全部使って、彼女との関係を修復するように努めましょう。
眉間を押さえながら俯いてしまった妹を見ながら、私はそう決意を新たにしたのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます