『自覚なき行動は怖いものナシと言いますか』
第65話
「こっ、コノエくんって、案外足早いんだね…、おねえさん、びっくり…」
「おまっ、どこまで追ってくんだよ…!!」
「どこって…、ここどこです…?」
「はぁ!?自分で追ってきといてそれもわかんないの!?アンッタ、バカなの!?アホなの!?見ればわかんだろ!!体育倉庫だよココ!!」
「あ、あー!そっか、そうだね!言われ見れば点数板とか、…あ、これはフラフープかな…?」
「つかなんでこんなとこまで追ってくんだよ!!オマエのせいでさっき、そこにあるコーンにぶつかっただろ!」
「あはは、それは見てましたよ。かわいいなって思いました!」
「なんの話をしてんだ!!つーか可愛いとか言うんじゃねェ!!」
壁の代わりだろうか。
バスケットボールや、バレーボールの入った籠を自分の前に引き出して、コノエくんは威嚇するようにこちらに向かって吠えている。
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