第38話

「アリナミンとかは絶対やばいと思う。…だってリポDであれだったのよ?ミクたん死んじゃうよ多分」



「だァ!もう!オマエら!なに勝手に話進めてんだよ!?」



「だって、ミクー。約束は約束だよ?罰ゲームをやらずしては、賭けは成り立たないよ?わかってる?わかってるよねー?」



「チッ!わァった、わかったから!ビンで人の頬ぐりぐりすんのやめろ!コロスぞ!」



しゃがみこんで、なにやら茶色の小瓶でミクさんの頬をぐりぐりしていたリュウくん。


ミクさんは大変ご立腹である。




「とりあえず、もう逃げねェから離せ!」



「えー。ホントかなー?」



「本っ当だ!嘘ついたら針千本でもノコギリでも飲んでやるよ!」



「あっは、ノコギリは飲めないよー」



「あぁっ!うるっせェ!いいから離せ!!」



もはや吠えたけているミクさんに、やれやれと言った様子で、トラくんが「さんきゅーな。もう離していいぞ」と丸岡さん達に声をかけていた。

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