第61話
ヤマトと優とケンちゃんは、
子供みたいに花火をぐるぐると回している。
イズミとシンタロウは二人でラブラブの世界だ。
ミドリさんは花火をせずにバーベキューの片付けをしている。
美嘉とウタは砂に座り込みながら花火をしていた。
「ねーねー美嘉ぁ!!!!!!競争しないっ!!??!!??」
ウタが二本の線香花火を差し出す。
「競争って??」
美嘉は線香花火を一本受け取った。
「どっちが線香花火長くもつかぁ!!!!!先に落ちたほうが負けぇ~!!!!!!!!!」
「うん、Ok♪」
「ぢゃあ~勝ったほうがこれからも彼氏とラブラブでいられるってことねぇ~!!!!!!!」
「いいよっ。絶対負けないよ~♪」
「ウタも負けないも~ん!!!!!!!!!!!」
二人で花火をくっつけ、同時にライターで火を着ける。
パチパチと光る線香花火
すぐ近くでは優達のうるさいくらい楽しそうな笑い声が聞こえるのに、
線香花火をやってる空間だけはなぜか静かだ。
パチパチ
パチパチ…
落ち着く癒される空間。
ウタの持っている線香花火の火は次第に弱まり、
丸い火の玉がポトンと音をたてて砂の上に落ちた
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