第38話
「美嘉はぁ~アヤっちと親友なのですか!!??!!??」
怪しげな質問。
少しだけ考えてしまう。
「う~ん。親友…かなっ!!」
いろいろあったけど、
親友だと思うんだ。
なんだかんだでもう3年以上の付き合いだし…
「そっかぁぁぁ。それならやっぱり~話しあるのだ!!!!!」
ウタが勿体ぶるので、
なんだか早く先を聞きたくなってしまう。
人間じらされると、
どうしても知りたくなるものだ。
「何!?何!?」
寝てた体をいきなり起こすと頭に乗っかっていたハンカチが床に落ちた。
いきなり起き上がったために再び頭がズキーンと痛み始める。
ウタは自分の頭についていたピンクの花の髪飾りをいじりながら話し始めた
「アヤっちねぇ~、美嘉と優先輩を別れさせたがってるっぽいのだぁ~!!!!!!」
理解するのに、
しばらく時間が必要だ。
「……ぇえ!?」
「ぶっちゃけねぇ~美嘉がバイトあってアヤとウタが二人で部室行く時とかぁ~、アヤ優さんに~ベタベタしたりしてるの!!!!!!!」
アヤが…
優にベタベタ??
浮かんだのはアヤが優の腕を組んでいる姿。
一回だけ、
見たことがある光景。
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