第14話

今日は昼まで授業がある



授業を終え、

アヤと食堂で昼食を食べていたその時…




「あれっ!!美嘉??美嘉ぢゃん??!!今昼食????一緒に食べていい!!!???」



このハスキーな声。


…ウタだ。




入学式で話しかけられてそれ以来。



と言っても入学式からまだ一週間しか経ってないけど…。




ウタは今日も激しくギャルギャルだ。



髪や化粧は入学式のまま



胸元が開いたキラキラした白いニットのセーターに、

パンツが見えそうなくらい短い黒のスカート。




アヤはウタを見て、

絶句している。




「あ、いいよっ!!一緒に食べよう♪」





美嘉がそう答えるとウタは机にかばんを置き、

嬉しそうにご飯を注文しに行ってしまった。





「今の子…誰!?」


引きつった表情で美嘉の腕を掴み耳元で呟くアヤ。



「あ、あぁ…入学式の時に仲良くなった子!!」


「へ~超ギャルだね…」





「お待たせぇ!!!!!!」


ウタがカレーライスを持ってイスに座る。




「いっただっきまぁ~す!!!って感じ!!!」


そしてもくもくとカレーライスを食べ始めた。


スプーンをグーで握り、おいしそうに…。

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