第49話

ある日の休み時間

教室でタツヤと楽しく話をしていた。



それを横目で見たカズヤはどこかへ走って行く。



嫌な予感を感じながらもそのまま話をしていたその時…




もの凄い険しい目付きで教室に向かってくるヒロ



きっとカズヤがヒロにタツヤと話してることを報告したのだろう。



ヒロは激しく教室のドアを開け近付いてきた。



タツヤは待ってましたと言わんばかりに

美嘉をかばうようにしてヒロの方へ向かう。



睨み合う二人。




背が高いヒロはかなりの迫力。



それに負けじとタツヤも睨み返す。



クラス中は静まり返り

緊迫した空気。




「何、人の女に手出してんだよ」



先に口を開いたのは

ヒロだ。



「話して悪いのか?」



「人の女と話すんじゃねーよ」



「お前にそんなこと言う資格ないだろ」



強気なタツヤに、

ヒロは驚いている様子。


「は?」



「お前が美嘉を悩ませてんだろ」



「はぁ?意味わかんねーし」



美嘉はその状況に耐えられず二人の間に割り込んだ。



「タツヤは悪くない!!悪いの美嘉だし…」



美嘉がタツヤをかばったことで

ヒロの表情が変わった。


でも本当にタツヤは悪くない。




そして…

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