第8話
じめじめしたある日の午後…
中学からの親友であるマナミと美嘉の家で遊んでいた。
夏休みに入って毎日のように遊んでいる。
マナミはどんな悩みでも相談出来る大切な友達。
中学校の時はよく二人で悪いことをしたりもした…
いわゆる“悪友”であったりもする。
この日もくだらない話をしながら盛り上がっていたその時…
♪プルルルルル♪
部屋に鳴り響く着信音で二人の会話が途切れた。
「マナミ~ごめん電話出ていい??」
「いいよん♪」
画面を見ると、
知らない番号からだ。
しかもPHSからではなく家の電話から…。
「出ないの?!」
が不思議そうな顔をしながら覗き込むマナミ。
「…やめとく。知らない番号とか嫌だしっ!!」
そう答えて電話を切ろうとしたその時、
マナミは美嘉の手からPHSを奪い電話に出た。
『もしも~し?私美嘉の友人です。はい、美嘉ですか?今かわりまーす』
「高校の友達だって。変な人じゃなかったよ!」
マナミは受話器をおさえながら小さな声でそう囁き電話を手渡してきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます