VSオーク 1

「こっちに気が付いてない、、、隙だらけの背中。脊髄に一撃加えれば」

美鈴は策を練った

「さて、、、行くか」

ならばもはや攻めるだけ 美鈴は恐怖心を忠義心と謎の感情を持ってねじ伏せオークに襲い掛かる

トトトト

足音を最小限にしてオークに接近すると

ドン!

壁を蹴り高く跳ぶ

「ぐぉ?!」

オークが振り向く前に

「はぁ!!」

ドカン!!

「ガァ!!」

強烈な蹴りを叩き込んだ

そして

「よし!」

美鈴は笑みを浮かべた

(想像より防御力は高くない!)

「ガゥ!」

オークが反撃とばかりに剛腕を振り下ろしてきた

「遅い!」

シュ

それを美鈴は軽々躱す 

ドカン!!

「威力こそとんでもないが当たらなければどうってことはない」

そう言いながら美鈴は振り下ろされた腕を足場にオークの顔面に近づくと

「おらぁ!」

ボコっ!

顔面に蹴りを入れ

「これもだ!」

ドカン!

脳天にかわらわりを叩き込んだ

「グォ、、、ォ」

美鈴の連撃にオークはふら付く

「そこだ!」

そしてそんなオークの足を

ドカン!!

攻撃して

「ガゥ?!」

オークの体勢を崩させると

「おら!!」

アッパーキックをオークの顔面に叩き込んだ

「よし、、、流石にこれは効いただろ」

(お嬢様に叩き込まれた技、、、柔道の動きを取り入れた私なら体躯で圧倒的に負けていても殴打戦で勝てる)

美鈴の武器は本来柔道であるが百花によって空手とキックボクシングを叩き込まれていた

「八極拳を習得できれば内部破壊が出来て楽なんだけど、、、流石に無理か。さて、、、絞め殺すか」

シュ

フラつくオークに近づいた美鈴は

「おらぁ!」

オークの両腕を足で拘束し両腕でオークの首を絞めた

「ゴォ、、、、ォ」

オークの剛力も柔道という武術の前には封殺される

ドカン ドカン ドカン

オークはどうにか足をばたつかせて逃れようとするが

「当たらないよ!」

オークの短足では美鈴を害することが出来ない

ドカン ドカン

オークは暴れるしかなかった

だが オークの筋力は恐ろしいものだ つまり

ドカン!!!

「え?」

床を何度も蹴っていた場合

(床が崩落した?!)

床が壊れ崩落したのである

「まずっ!」

そして宙に浮いたことで拘束が緩み

「グォ!」

オークは手の拘束が歪んだ隙を突いて

ドカン!!

「がぁ!!」

美鈴を地面に叩きつけた

「ぁ、、、、、」

(熱い!熱い!熱い!クソ!!!足が、、、足が折れた)

そのダメージは大きく美鈴の両足が折れた

「グォ、、、」

しかしオークも落ちる体制が悪かったようで地面で動けなくなっていた

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