その時 2

「「、、、」」

世界が変わって30分が経ち

ガタガタガタ

2人は震えていた

何故ならば

ドカン!!!

「「ぎゃー!!!」」

家の中から激しい衝撃と悲鳴が聞こえるからだ

「っ!」

(どう考えても今屋敷で暴れているのは人間じゃない!おかしいにもほどがある!)

美玲は家の中にいる存在が人間ではない何か悍ましいものだと理解していた

(どうする?!このままだとここに来るのも時間の問題だ!)

美玲は考える

(冷静になれ、、、屋敷に居るのは1体だけだ)

「私なら」

そう美玲が呟き

(勝てるかも)

考えると

「っ!ダメ!!戦いに行くなんて許さない!!」

百花は美玲の考えを見抜き強く抱きしめる

「お嬢様、、、」

そしてそれは

「私は幸せものですね、、、昔は体を売ってお金を稼いでいた私が今やこんな愛されるなんて」

ボコっ!

「ガハッ!」

逆効果であった

「筋肉を直で殴りました、、、1時間は動けないでしょう」

美玲は百花を強制的に動けなくするとそのままベットに寝かせる

「み、美玲、、、命令よ。行っちゃダメ」

「その命令は聞けませんね」

そして美玲は

ガチャ

「家は出っ張りがあるから普通に降りれるわね」

窓を開けてそう呟く

「それじゃー、お嬢様、、、さようなら」

「美玲!!!」

百花は窓から1階まだクライミングで降りていった







「さて、、、どこにいる?」

幸いまだこの時は下にはモンスターは居らず問題は家の中にいる何かだけであった

(さて、、、あの衝撃音からしてとんでもない火力を持ってる)

「下手打ったら死ぬな」

そう死を感じながら美玲は屋敷の中に入るのであった

ガチャ

「、、、」

(酷いな)

中に入った美玲は想像通りの景色に顔を歪める

そこは文字通り四方八方に死体がへばり付いたり刺さったりしていた

「みんな、、、っ!今はお嬢様だけを考えろ。それ以外は全て邪念だ」

美玲はそう言って前に進む

ズシン! ズシン!

「奴は3階か」

足音から化け物の居場所を把握して前に進む

(何か武器を持っていくか?いや、私は素手が一番強い)

武器は持たない 付け焼き刃は危険すぎる

「さて、、、生きて帰れるかな」

そうして美玲は気配を消して3階へ向かうのであった




「、、、ここはファンタジーの世界か?」

3階に上がった美玲の目に映ったのは

「オークかよ!」

2m以上の体躯をほこり肥えた体を持つ化け物 オークであった






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