学校の化け物

「「化け物?」」

「町中に居る木の化け物がいるでしょう?」

「あれか、、、町中の死体を集めてる謎の化け物。あれとは戦いたく無いな、、、相当強い」

海斗がそう呟くと

「そいつの親玉が学園に居るんです」

華凛はそう答えた

「親玉、、、それが学園に?」

和人がそう聞くと

「うん、、、私達が通っていた学園に大学部の中央棟を少し上回る大きさの大きな樹木の化け物が居る」

華凛はそう信じたくないと言った様子で答える

「は?だ、大学の中央棟より大きいって、、、、中央棟は15mはあるんだぞ?!」

「そんな大きさの化け物が学園に、、、嘘だろ」

2人はやばいと言った様子でそう呟く

「いつあの化け物が襲ってくるかわかったもんじゃないです、、、まぁ、親玉は動かなかそうですけど。取り巻きが」

「なるほどな、、、たしか百花の家にはヘリコプターがあったはず。最悪あそこなら逃げれるし、、、ダイヤの壁が築けるなら相当強い」

「私も同意です。少なくてもこの街で一番安全なのは百花の家です。ここにある武器も持っていけば相当な戦力になるでしょう」

和人の言葉に華凛も同意する

「となると問題はただ一つ。どうやってダイヤの壁を破壊するか」

「火でやるのは?延焼させないように気を付けて」

華凛がそう提案すると

「いや、、、そううまくいくとは思えない。ロケランでフッ飛ばすのは、、、」

「火の扱いに一応たけてる鍛冶師の視点で言わせていただくと事故りますよ」

「よし論外、、、となるとどうする?」

「うーん」

海斗と和人は考え込む

「、、、一個だけ策があるとすれば上から行くことですかね」

すると華凛がそう提案した

「「上?」」

「百花先輩の家は四方をダイヤで固められてますが上部分はダイヤがほとんどありません、、、もしかしたら」

「そこからなら入り込める?」

「やる価値はありますね!」

2人の目に希望の灯が浮かぶ

「よし!!華凛!武器借りるぞ!」

「はい!着いて来てください!」

そうして3人は武器庫に向かう

「あ!待った、その前に外にある皆さんを引き上げよう」

「そうですね」

「あ、ありがとうございます」

「なに、可愛い後輩を守ってくれた英雄だ。それに見合った弔いをな」

「はい!」

華凛は花咲く笑みを浮かべた

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