合流
「なんでここだけ死体が残ってるんだ?」
海斗がそう困惑すると
「凄い数の銃痕がある、、、華凛が倒したんじゃないですか」
和人がそう返した
「なるほどな、、、華凛!俺だ!」
そして海斗がそう声を上げれば
ガラガラ
3回の窓が開き
「海斗先輩!!」
眼に涙を浮かべた華凛の姿があった
「今梯子を降ろすんでそれ登ってください!」
そして華凛は窓から縄梯子を下ろしてきた
「ず、随分と古典的なもの持ってるなぁ」
海斗はそう呟いた
「ですね、、、まぁ、さっさと登りましょう」
そうして2人は華鈴の家に入るのであった
「まずは華鈴が無事で本当に良かったよ」
海斗は安堵した様子でそう言う
「こっちもですよ。2人とも無事で良かったです」
華鈴も安堵した様子でそう返した
「それでさ、、、確認なんだけど他に生存者は?」
海斗が気まずそうにそう聞くと
「、、、漢見せてくれましたよ」
華鈴はヤクザ組長の一人娘らしい答えを返した
「そうか、、、華凛も頑張ったんだな。外に置いてきた積荷に油があるからそれで火葬しましょう!」
そんな華凛に和人がそう言った
「、、、おい?あの子ってこの部屋に運んだのか?」
そして海斗が気が付く
「あ、あの子忘れてた!!」
荷台に積んでいた女の子のことをすっかり忘れていたことに
「回収しに行くぞ!」
「はい!」
「え?えっと、、、連れが居るんですね?」
3人は急いで幼女を引き上げたのであった
「えっと?この子は?」
華凛が幼女を見てそう聞く
「数時間前に空が輝いただろ?その光の始まりってあの神社からだったんだよ。それで神社の中にこの子が居たんだよ。しかもドラゴンを一撃で粉砕した、、、それ以降目を覚まさないんだよね」
海斗がそう答えると
「、、、とんでもない子を手中に収めてません?」
華凛はそう衝撃で笑みしか出ないと言った様子で言う
「ああ、、、まぁ、今は眠り姫だ。起きるまでは守る、、、ということで情報共有したいんだが一先ず俺達は百花と美鈴と合流したい。だけどなんかダイヤモンドが屋敷を覆ってて入れないんだよ」
「ダ、ダイヤモンド?!」
「ああ、恐らくだがあの硬さで燃える水晶はそれぐらいしか思いつかない」
「なるほど、、、ダイナマイトとかでぶっとばしますか?」
華凛は海斗の話を聞いてそう提案する
「安全なの?!」
和人がそう聞くと
「2人の居場所が分かってるなら」
「それなら完璧、、、一応簡単な会話は出来る」
「なら行けます、、、ただ1つ問題が」
「「問題?」」
「私達の学園に居るあの化け物をどうにかしないと」
そうして語られるのはこの街の死体が消えた理由であった
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