悪魔の気配

スパン 

「ガァー!!」

「なんかもうゴブリンを倒すのにも慣れてきたな」

海斗はそう呟く

「ですね、、、それに」

「ギャァウ!」

和人の元にヘルハウンドが襲い掛かって来た

「おらぁ!」

それを和人はスコップでヘルハウンドに下から上の斬撃を放つ

シュ!

それをヘルハウンドは飛び上がって躱す だが

「よっと!」

ザシュ

「キャウン!!」

空中に浮いて回避が出来なくなったヘルハウンドは海斗の鰹狩りの一閃によって絶命した

「ヘルハウンドも1体だけなら敵じゃない」

数時間前にはボス並みの敵だったヘルハウンドでさえどうにかなる敵であった

「仮に数体きても焼き殺せば良いしな」

「オークも全速力で逃げれば問題ない。新しいモンスターが出てこない限りは今のところ危ないけどこの橋は渡れるな」

2人は油断こそしないが切迫した焦りも無かった

「にしても、、、いくらなんでもおかしすぎる」

「ですね」

そんな2人であるがとある問題によって顔を顰めていた

「血痕はあるのに死体が無い」

それは死体が無いことだ

「誰かが、、、何かが死体を集めている?しかも町中の?」

「そうとしか思えないな」

(でも死体を集めるってなんでだ?)

海斗は死体を集めている理由に皆目見当がつかずに困惑する

「死体を集める、、、ゾンビでも作る気ですかね?」

「おっかねぇな」

そんな時だった

「ぎゃー!!!」

「「っ!」」

突如女性の悲鳴が聞こえた

「今のは?!」

「絶対襲われたな、、、」

(少し道が逸れるな、、、その分リスクが発生する。だけど)

「行くぞ!」

「はい!」

2人は急いで声の元へと走る




「「っ!」」

2人がたどり着くとそこには

「「木?」」

2mほどの樹木のモンスターが居た

「、、、あいつか」

そして海斗は気が付いた

「あの化け物が死体を回収している犯人だ」

樹木が女の死体を運ぼうとしていたからだ

「どうします?尾行しますか?」

和人が海斗にそう聞く

「、、、いや、放置だ。今はいち早く華凛と合流する」

そして海斗はそう返した

(それに、、、あの樹木の化け物には関わることがまずい気がするんだ)

「了解です、、、それじゃー、急ぎましょう」

「ああ」

そうして2人は先を急ぐのであった






「着いた!」

2人は華凛の家に辿り着いた

だが

「、、、死体がいっぱいある」

家の周りには大量の死体があった

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