VSオーク 2

「水晶壊せ!!」

「破壊できませんよ!!」

2人は大焦るでそう言う

「、、、固い水晶で燃える?」

そして海斗は気が付く

「この水晶ダイヤモンドじゃね?」

水晶の正体が炭素の塊であるダイヤモンドであることに

「はぁ?!百花の家らしいゴージャスな話ですね!ところでダイヤモンドって破壊できるんですか?!」

「無理だな、、、よし!水を撒いて延焼を防ごう!そこの噴水から水汲んできて」

「はい!」

和人はバケツを持って噴水に向かうのであった

「あぶねぇ、、、百花の家でよかった」

海斗は噴水がある豪邸であったことに安堵するのであった

「ゴァ!!」

「オークの野郎、中々くたばらないな」

海斗は燃え盛るオークを見てそう呟く

(肉が厚すぎて中まで火が通らないのか?)

そんなことを考えていると

「グォ!」

「っ!」

(今、目があったよな?!)

海斗はオークと目が合った

そして

「グォー!!」

「嘘だろ!?」

オークが火だるまのまま攻撃してきたんだ

ドカン!

「あぶねぇ!どんだけタフなんだよ?!」

海斗はそれを易々躱す だが

「っ!引火してる!」

オークの炎がダイヤモンドに引火したのである

(こいつをこのまま動かさせるとヤバい!)

海斗は即座にそう考え

「おらぁ!来いよ!」

オークをダイヤが無い外壁部分まで誘導することにした

「和人!火を頼む!俺はこいつを相手してる」

「はい!」

こうして海斗VS火だるまオークの対決が始まる

「オー!!」

オークは右手を振り上げた

(あいつは時間経過でダメージを負って行く。だから攻撃なんてせずに防御に徹すればいいんだろうけど)

「グォ!」

ドカン!!

「下手に動かれるのはさすがにヤバい」

スパン!

海斗は先ほどと同じようにオークの足を狙う

「熱っ!」

(下手に近づいたら火傷するな、、、ただ、多少は目を瞑るしかないな)

海斗は自傷覚悟で

スパン

オークを切り裂いていく

だが

(こいつ全然倒れねぇ!)

オークはとんでもなくタフで倒れなかった

「こっちが根負けしちまう」

海斗に焦りが生まれる

だが

「ガゥ!」

「え?」

突然オークの頭から血か噴出した

「、、、狙撃?!」

その原因を海斗は即座に理解した

(華凛な奴凄いな、、、狙撃なんて簡単にできるもんじゃないだろうに)

「グォ、、、」

そしてオークは風穴があいた頭から脳を炎で焼かれ絶命するのであった

「、、、よし」

海斗が絶命を確認すると同時に

「海斗先輩!消火終わりました!」

「サンキュー!そしたら行こうか、、、華凛の家へ」

「はい!」

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