探索

「これは華凛が俺達を呼んでると考えていいんですかね?」

和人がそう言うと

「そう考えるべきだろうな、、、ただ、先に百花と美鈴を助け出したい。せめて安否の確認だけでも」

海斗はそう返した

「これ、、、俺達で破壊できると思います?」

「無理だろうな。華凛の銃弾を食らってもあまり壊れてない。それを俺達で?無理すぎる」

海斗がそう言うと

「だったらどこかに抜け道があるかだけ」

和人がそう言った

「それを探そう。もし抜け道が無いなら逆にここは不落の要塞だ。2人は安全だ」

「ですね」

そうして2人は調査することにした

「俺は家の右から回っていく。和人は左から言ってくれ。抜け道があっても止まらずに進んでどこかでぶつかろう」

「はい!」

「自転車は、、、そこの茂みに隠しておこう」

幼女と資材が乗っている自転車は近くの茂みに隠された

「それじゃー、行くぞ!」

「はい!」




「、、、すさまじいな」

海斗は歩きながら自身の目に映るモンスターの死体の数に驚いていた

「この水晶誰の仕業だ?」

(百花か美鈴が覚醒したって流れだったらいいんだけどヤバいモンスターの影響、、、ってなったらまずいな)

海斗は仲間の安否に焦っていた

「壁を破壊すれば入ることは出来そうか?でも下手のところ壊したら倒壊しそうで怖いな」

しかししっかりと冷静に考え家の周りを歩いていく

「おーい!!百花ー!美鈴―!」

そしてふと2人のことを呼んでみる

すると

「、、、特に返答は無いか」

残念ながら返答は無かった

「先を急ごう」

そして海斗は先を急いだ

ゴンゴン

「え?」

だが突如、中から何かを殴った音がした

「今の音の場所は、、、百花の部屋?!おい!大丈夫か?」

ドンドン

「、、、2人とも無事なら2回。どっちかがヤバいなら3回、どっちもヤバいなら4回殴ってくれ!」

ドン ドン ドン ドン

「っ!!」

最悪の返答が帰って来た

「、、、それが命に係わるなら2回、関わらないなら3回たのむ」

ドン ドン ドン

「ふー、、、ひとまずよかった。今からYesかNoで答えれる質問するからYesなら2回。Noなら3回頼む」

ドン ドン

「この水晶は2人のどちらかがやったのか?」

ドン ドン

「美鈴がやったのか?」

ドン ドン ドン

「わかった」

(最悪ではないけど、、、なんかよくもなさそうだな)

「よし!俺達は一回華凛を回収してくる!あいつは今銃を持ってるから力になるはずだ。その後に助けるで大丈夫か?」

ドン ドン

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