VSゴブリン

「ガァ!」

先に動いたのはゴブリンであった

「、、、」

海斗はゴブリンの動きを冷静に見る

「ガ!」

そしてゴブリンは棍棒を振り上げ海斗に襲い掛かってきた

シュ

ドン!

それを海斗は躱す

(まずは動きを見よう)

「ギャ!」

ドン ドン ドン

海斗は襲い掛かって来るゴブリンの動きまずは見極める

(棍棒の威力はかなりのものだ、、、直撃したら骨が折れることは間違いない。当たり所によっては死ぬな)

ゴブリンの攻撃の威力は普通に危険な物であった

「でも躱せる速度だ、、、なら」

「ガァ!」

ドン

「そこだ!」

海斗はゴブリンの振り下ろしのタイミングで

ボコッ

キックをゴブリンに叩き込んだ

「ギャハ!」

「筋力はあっても体は小さいから軽々蹴り飛ばせたな」

海斗のキックを食らったゴブリンは数メートル吹き飛んだ

「でも、、、効いてるとは言えないな」

しかしゴブリンには大ダメージとはいかなかったようだ

(美鈴や百花みたいな武術習得してる奴じゃないとか)

「鰹狩りがあってよかった」

だが海斗には相棒がある

「今度はこっちから行くぞ」

倒れているゴブリンに向かって海斗は駆け出す

(躱されて攻撃されるなんてドジは踏まない)

「まずは」

どうにか起き上がり臨戦態勢を取っているゴブリンに

「おらぁ!」

「ガ!」

海斗は左腕で寿司桶をゴブリン目掛けてぶん投げた

(寿司屋たるもの利き手じゃなくても行動できなくちゃな)

寿司桶は的確にゴブリンに向かって行った

「ガ!」

ゴブリンはそれを棍棒で打ち返す だがその行動で一手遅れたことで

「海原寿司屋流・鰹一本斬り!」

スパン!

「ギャァー!!」

海斗の鰹狩りがゴブリンの首を切り裂いた

人型の生物だ 首をガッツリ斬られれば

「ガァァ」

ゴブリンは数秒で絶命した

「ふぅー」

(なんか人型生物殺したら吐くとかそう言う描写あるけど別にだな)

初戦闘の感想をそう考えていると

「あらら、負けちゃった」

後ろから和人の声が聞こえた

「あ、和人、お前大丈夫、、、そうだな」

和人はスコップを持っており金属部分にはゴブリンの頭が乗っていた

「どこぞのドイツ軍人が言ってましたがスコップって武器として優秀ですね。斧と剣の間みたいな感じで戦えましたよ」

「そ、そうか」

(どこぞの幼女の言葉ってマジだったのか、、、いや、和人だからどうにかなったのか?)

「ただ、、、やっぱり刀とかそう言うしっかりとした武器が欲しいですね。期待は薄い上に時間かかるでしょうけどご神木の下にあるって言う刀掘り出してみてもいいですか?」

「ああ、その間にあの子が目覚めてくれることを願うよ。モンスターが襲ってきたら守ってやるから」

「お願いします」

そうして2人の初戦闘は大勝利で終わるのであった

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