ゴブリン
「な、何が」
海斗が困惑していると
「神社の中から何かが飛んで来たんです!」
後ろに居た和人がドラゴンの首が切り落とされた原因を見ていた
「神社の中?まさか神様が本当に?」
「ドラゴンが出てきたんですから、、、今更神だろうが悪魔だろうがもう驚きませんよ」
「行ってみよう」
「はい」
2人は神社の中へ向かう
「「、、、」」
そこには
「神様かどうかはわからないけど、、、絶世の美幼女ってことはわかるな」
1人の美幼女が眠っていた
「、、、助けてくれたんですかね?」
「結果的に見れば、、、意思があったのかどうかは知らないけどそれだけは確かだ」
「、、、みんなに連絡しますか?いつの間にか光は止んでますし一度状況を把握する必要が」
「だな、、、頼む」
「はい」
そうして和人はスマホで電話をかけ始めた
「さて」
(さっきちらっと見えた。俺達の二台付自転車が境内にあった。ひとまずこの子が目覚めるまでここで待ってみて目覚める気配が無かったら荷台にこの子を積んで百花の家にでも行くか。俺達が集まる時はあそこだ。みんなあそこに来るはず)
待っている間に海斗はこれからの行動を考えていた
「先輩、、、電話通じません。この事態でみんなかけまくってるせいかと」
「マジか、、、ひとまずこの子が目覚めるまで少し待ってみよう。さっきみたいな化け物が出てくる危険はあるが、、、山の下でも同じ状況だった場合は何も変わらない。むしろ一回化け物を倒したここは安全かもだ」
「はい、、、スコップとか自転車持ってきますね」
「ああ。俺も手伝う」
「はい」
「俺は警官の持ち物を探る。拳銃とかは無いだろうが警棒とか無線があるだろ」
「死体漁りですか、、、こんな状況じゃどうこう言ってる場合じゃないですね」
「後で火葬しよう」
そうして神社内から出て各々物の回収を始める
「警棒は使えそうだな、、、無線繋がってくれ」
海斗は無線のイヤホンを耳に入れ起動する すると
{ぎゃぁー!!}
{なんだこいつら?!}
{け、拳銃使え!!}
「、、、ポストアポカリプスか」
そう海斗は履き捨てふと森の方を見た
「、、、おい」
すると海斗は見てしまった
「緑色の体に子供ぐらい身長、、、そして棍棒を持ってるとなると」
「ギャハァ!」
「ゴブリンだよな、、、あれ」
最もポピュラーなモンスターの一角であるゴブリンを
「、、、俺が二次元文化研究部じゃなかったらここで理解が及ばずに死んでたな」
海斗は右手に握っていた相棒の刺身包丁、鰹狩りを構えた
(桶を盾にして戦えるほど俺は強くない、、、タイマンだ)
こうして初バトルが始まる
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