1章 始まりの1日目
始まりの光
「病み上がりなのに大丈夫なんですか?」
山道も7割登りきったところで和人が海斗にそう声を掛ける
「問題無いよ。むしろ自転車こがずに済んでるから楽まである」
それに海斗はそう返した
「そう言えば神社行くのは良いけど警察とか大丈夫なのか?普通に捜査とかしてて入れない気がするけど」
そしてふとそう呟く
「、、、あ」
その内容に和人も声を漏らした
「まぁ、、、行けるところまで行こう」
「ですね」
そうして2人は足を速めようとしたその瞬間だった
ピカッ!!!
「「っ!」」
突如山頂が輝いた
((また爆発が!?))
ビュン
海斗は和人を守るように前に立った
「っ!先輩!」
「もう死なせない!!」
海斗は爆発の余波に備える
「「、、、」」
だが
「「あれ?」」
いつまでたっても爆発が起こらない
「光が広がってる?」
山頂の光がただただ広がっているだけであった
「どうしますか?」
「、、、行こう!」
そして2人は山頂に向かう
「、、、なんか体に力が沸いてきたな」
「ですよね?」
2人はどこからか湧いてきた力によって斜面にも拘らず平地の時と同じ速度で駆けて行った
(なんなんだこれ?)
海斗はこの力に困惑を隠せなかった
「この力からどう思います?」
和人がそう聞いてきた
「まぁ、、、悪いもんじゃないとは思うけど」
「うーん、、、なんか今回の一件神隠しかもって話ありましたし俺達あの日神様の加護でも受けたんですかね?」
「ありえるな」
謎の力について検討していると
ドカン!!
「「っ!?」」
突如山頂から激しい衝撃音が聞こえた
「おいおい、、、爆発の音じゃないよな今の」
「恐らくは、、、」
2人は音の正体に皆目見当がつかなかった
「、、、鰹狩りがあるからヤバくなったら守ってやる」
「鍛冶師として剣術に心得ありますよ?俺」
「実戦経験0はお互い様だろ。生き物斬りまくってる俺の方が良い」
「、、、それはそうですけど」
「先輩なんだ、、、かっこつけさせてくれ」
「、、、はい」
そうして2人が話しながら走っていれば
「っ!山頂だ!」
「鬼が出るか蛇が出るか」
遂に山頂に辿り着いた
「「っ?!」」
そこには
「鬼が出るか蛇が出るか、、、出てきたのはドラゴンかよ」
まごうことなきドラゴンが1匹いた
「、、、ひ、酷い」
そしてドラゴンの周りには
「こいつがやったのか」
複数の警官の死体があった
「に、逃げるぞ」
「は、はい」
そして2人は逃げようとする だが
「ガァー!!!」
「「っ!」」
ドラゴンは2人を認識した
「やべぇ!」
「た、倒しますか?!」
「馬鹿か?!勝てるわけないだろ!!」
「ガァ!!」
そしてドラゴンが2人に襲い掛かって来た
「っ!」
(目か口内ならどうにか!)
そう考え海斗は刺身包丁を構えた
スパン
「ぇ?」
だが刺身包丁が振るわれる前にドラゴンの首が切り落とされた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます