別れ
「お前ら気合い入れろ!」
「「おう!」」
自転車を漕ぐ4人の少年は一樹の声と共に気合いを入れる
「「頑張れー!」」
それを後ろの少女3人は荷台の上から応援する
「3人も後ろから押すぐらいしてくれませんかね?!」
その後ろから和人が荷台を押しながらそう叫ぶ
「か弱い私達に肉体労働は」
美鈴がそう言うと
「3人ともか弱いわけないだろ?!」
海斗がそう叫ぶ
「100人狩りのヤクザ娘に柔道黒帯のメイド、それに八極拳と空手とキックボクシングを習ってるお嬢様のどこがだよ!」
さらに明がそう叫ぶ
「というかお前の妹何目指してんだよ?!」
零がそう叫ぶ
「昔みたいに攫われないためらしい」
「過剰防衛になりそうだがな?!」
「すでに5人病院送りになった」
「はは!」
そんな軽口を叩きながら8人は山の頂上へと向かって行くのであった
「よし!到着」
「あー、、、疲れた」
「今度自転車競技出て見ます?」
「悪くないな」
自転車を漕いでいた4人がそう話している間に
「テントはそこに立てましょうか!」
「「はい!」」
少女3人組は荷台から荷物を下ろして準備を始めた
「ご神木はあれか、、、スコップとか運んでおくか」
和人はスコップなどをご神木まで運ぶのであった
「そう言えば一応神様の家荒すんだし挨拶だけでもしておくか?」
零がそう言うと
「そうだな」
一樹も同意する
「そうですね」
「ですね」
明と海斗も同意する
「4人とも準備する前にお参りだけするぞ!」
「「はーい!」」
部長である一樹の言葉に残りの4人も一端準備を中断して賽銭箱の方に向かって来た
「さて、、、8人だから5円玉8枚と1万円入れておけばいいか」
代表して一樹がお賽銭の準備をする
「1万円、、、すげぇな」
「やる時はしっかりやっておくんだよ、、、ほいっ」
そして一樹はお賽銭を賽銭箱に入れた
その瞬間だった
ピカッ
「「え?」」
突如8人の目の前が激しく輝きだした
「っ!」
一瞬の刹那明が自身の隣に居た海斗を光から離すように後ろに投げた 小説家の息子であり自身もラノベを書いていたこの中で最も二次元に教養があったからこそ唯一動くことが出来た
そしてその結果は
ドカン!!!
「「がぁ!!」」
激しい爆発が8人を襲った
そして意識を失う海斗が最後に見たのは
(明!)
全身が吹き飛んだ明の姿であった
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