ブリーフィング

「さて、まず今回向かう場所はこの街の北にある山の頂上にある神社だ」

部長の一樹がそう言うと

「こないだ俺が図書館で見つけた暗号と宝の地図を解いた結果神社のご神木の地下に宝が埋まってるらしい。神社は現在寂れた廃屋だからとやかく言われる筋合いはない」

副部長の零がそう付け加えた

「、、、毎回思うんですけど二次元文化研究部って言ってるくせになんで偶にこういうぶっ飛んだことするんです。この部活?」

和人がそう聞くと

「「面白いから」」

2.3年生が声を揃えてそう言った

「なるほど」

和人は納得した

「スコップや運び出す用の改造自転車とかの道具は外においてある。出てきたお宝は俺が換金するからもし金銀財宝が出てきたら一生遊んで暮らせるぜ!」

「「おぉ!」」

「どうやら埋まってるものは金とかのお宝と刀が埋まってるらしい」

「刀?」

零の言葉に鍛冶師の息子である和人が反応する

「ああ。地図に書かれた文字からして鎌倉時代の物だと思うから、、、下手したらとんでもない名刀かもな」

「っ!!それは見たい!」

和人の目が輝きだした

「俺も見たい!」

「同じく!」

「ああ!」

「もちろん」

残りの4人の男もそう強く頷く

「なんで男子って刀とか好きなんですかね?」

「さぁ?」

「親父も未だに好きなんだよなー」

そして女子3人は不思議そうにそう言うのであった

「あ!あと確認だけど今日は山の上でキャンプするけど全員親に許可取ったよな?」

一樹がそう言うと

「「はい!」」

全員頷いた

「俺親居ないから取って無いな」

「「っ!」」

零の言葉に空気が凍った

シュ

だが

ガシッ

「そう言うこと言わない!」

「わぁ!」

ドカン!

零は美鈴によって投げられた

「うぉ!流石は黒帯!」

「私の専属メイドはやっぱり素晴らしいですね」

お寿司を食べながら百花はそう言うのであった

「「、、、」」

((百花姫も俺達の仲間だなぁー))

全員そう思ったのであった






「よし!全部積み込んだな?!」

「「はい!」」

「それじゃー!全員乗り込め」

「男子!気合い入れてくぞ!」

「「おー!」」

一樹の言葉が掛かれば和人を除く男子4人は2人乗り自転車2台にそれぞれ乗り込み

「30分ぐらいかな?」

「それまでは余った寿司食べてましょ」

「男子頑張れー!」

「荷物落ちないようにする仕事はしっかりしますよ」

女子3人と和人は自転車と連結した荷台に乗り込んだ

「よし!いざ黒兎神社へ!」

そうして8人は最後の冒険に出かけるのであった






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