第46話 カティアとの初夜
「いやぁ〜良い汗かいた後のお風呂は最高ですねカティアさん」
「そ……そうだな」
今日の鍛錬を終えた俺はカティアさんと汗を流すために風呂に入っていた。
俺の家にある小さな風呂だ。
あの後、カティアさんに『大家族』が欲しいから結婚してください、とお願いしたら……本当にあっさり承諾してくれたのだ。
俺の言う『大家族』は、俗に言ってしまえばハーレムである。
綺麗な嫁さんが三人は欲しいほしい。
一人につき子供も三人ほど欲しい。
妻三人の子供九人。
これが俺の望む『大家族』だ。
それらを聞いて尚、カティアさんは俺との結婚を承諾してくれた。
聞けばカティアさんは実家が一夫多妻らしく、そんな家庭に抵抗がないらしい。
良かった。
そして俺は調子に乗って、
もう結婚の約束をしてる恋人みたいなものだから一緒にお風呂に入りませんか? と誘ったのだ。
さすがにスケベが過ぎるかなと思い、殴られる覚悟をしたが……意外にもカティアさんはそれを受け入れてくれた。
『お前なら、まぁいいだろう』と。
感激である。
この日のために頑張ってきたと言っても過言ではない!
オヤジありがとう。
本当に強ければモテたよ。
生まれて初めてオヤジに感謝し、夕方になって今に至る。
風呂は小さいので俺とカティアさんは密着している。
俺の股にカティアさんが座り、彼女の綺麗な背中が夕日に照らされた。
見惚れてしまうほど綺麗な肩だった。
彼女の脇から見える大きな果実が俺の劣情を駆り立てる。
当のカティアさんは動じない。
というより動けないでいるみたいだった。
「カティアさんもしかして緊張してます?」
「当たり前だろう……男と風呂なんて初めてなんだ」
「そうですか。俺が初めてで嬉しいです」
言いながら俺はカティアさんを抱き締めた。
「あ! ちょ、おい!」
さすがのカティアさんも驚いたらしく、ビクンと身体を跳ねさせる。
「いいじゃないですか。俺たちもう夫婦みたいなものなんですから」
「それは、そうだが……っ!」
頬を赤くするカティアさんが可愛くて、俺は彼女を強く引き寄せた。カティアさんの背中が俺の胸に当たる。
「……カティアさん。立って」
「え?」
なぜ? と問うライトブルーの瞳には答えず、俺はカティアさんから手を離して先に立ち上がった。
解放されたカティアはキョトンとしながらも立ち上がる。
「どうしたんだ?」
「壁に手を掛けて」
「え!?」
「もう我慢できない」
「っ!」
俺が何を求めているかを察したらしいカティアさんは、しばらく間を置いてから意を決したように頷いた。
そしてこの日、俺はカティアさんと一つになった。
※ノクターンにてカティアとゼクードの本番シーンを載せてあります。↓
コピーして飛べば一発で行けます。
【カクヨム連動用】S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった
https://novel18.syosetu.com/n2517jp/1
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