第2章-9話 謎の石

黒ずんでいた床のブロックをじっと見る。


このブロックは硬さがある上に何かあるに違いない。


レアブロックにしては地味だし、何だろうか。


恐る恐る私は『石のツルハシ』でつついてみた。


ポコポコ


掘ってみたは掘ってみたが、うーん普通には採掘ができそうだ。


ただ床に4マス分も黒ずんだブロックが占めていたので、多少いびつな部屋感の床になってしまうかもしれないと思い、悩んだが掘り進めることにした。


ポコポコポコッ、ポコポコポコッ、ポコポコポコッ、ポコポコポコッ


何か黒い塊状のアイテムがドロップした。


不思議そうに拾ってみる。


アイテムボックスの説明を見るとアイテム『石炭』とある。


『レシピ』思い浮かべてみると、アイテム『たいまつ』に使えるようだ。


他にも燃料だとかそこそこ使えるアイテムらしい。


「燃料には木材がたくさんあるが、燃料効率は良さそうだな。」


『カマド』で後で他にも肉が捕れたら焼いてみようか。


できればぜい沢を言って、明日も『ステーキ』を食べたい。


連日、『ステーキ』を食べられるなんて幸せだ。


扉から差し込む月明かりをまた見てたたずんでいた。


「寝ようかな」


そうして地面で寝ようとまた穴ぼこの空いた床を見てみると。


キラン


と輝く何かを見つけてしまった。


「こ、これは…。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る