第2章-6話 まず、家を建てるには
調理をするには何を作れば良いのか?
私は『レシピ』を思い浮かべてみた。
ウィンドウが立ち上がって。それらしき物がないか見る。
備考欄に素材アイテムと燃料アイテムをセットして作る器具アイテムがあるらしい。
その名はアイテム『カマド』
ただ、このアイテム欲しいところだが、できれば屋根のついたところで調理をしたい。
つまりは家が欲しい。
何処かいい場所はないだろうか。今は昼から夕方に差し掛かっている。
さすがに野宿は嫌であった。いくら、こんな平穏な世界でも外で寝るのにははばかられる。
家を建てるために必要なアイテムを夜までの短時間で集められる気がしない。
どうすればいいか。
小首を捻りながら、歩く先は山肌近くにぶつかっていた。
するとそこをしばらく沿って歩いていると、なんと小さな洞穴と出会った。
ここだ、ここにしよう。
そのまま扉をつけて、家具を入れればちょっとした家や小部屋に見えるようになるだろう。
仮住まいには丁度いいと思う。良物件になるだろう。
ただ内装を整えなければ何も無いワンルーム止まりだ。
デコボコとした部分はアイテム『ツルハシ』で整えてやろう。
私は『ツルハシ』で丸石を掘る。
ボコボコボコ、ポロッ
小気味良い音でアイテム『丸石』を手に入れた。
どんどん掘っていった。
整地していくと徐々に部屋らしくなってきた。
四方に縦6ブロック×横4ブロック×高さ4ブロック=96ブロック空間サイズの部屋を作れた。
洞穴だから出入り口を狭めればすぐにできた。
そろそろ日が暮れてきた。急がなければ。
整地はできたので扉をつけることにした『レシピ』を見るとアイテム『樺の木の扉』があった。これを作る。
アイテム『樺の木の扉』ができた!
『たてつけよくセットしないとな』
地面をよく見て慎重に取り付けた。
「よしこれで家自体はなんとかなったぞ。今晩は、自分へのご褒美のために『ステーキ』を作ろう。そのためにはカマドを作らなければ。」
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