光芒
この国はこのままだと滅亡する。
王の気まぐれで軍は動かされた。そして、多くの国が終戦、建国の記念日であることを知っておきながらちょっかいをかけさせた。
誰もそのことに避難はしなかった。
「ゾウル、こっちへ来い」
マイナスの感情を持っていることを知らずに王は呼ぶ
「なんでしょうか」
「順調にわれらの建国の日に竜の角が手に入るそうだが、
腕輪にするか、指輪にするか、それとも戦利品として飾るか、どれがいいと思う。」
「それよりも、ほかの国との関係が悪くなる可能性が大いにあります。何か策を練るべきかと。」
「通った国はすべてわれらの支援によって成り立っている国だ。そんなことはないさ。」
わが国、ザントルの西にはひと悶着あった国がある。国境の半分が海岸でできており、物資がほとんど無限であり、国土は小さいが全く侮れない国だ。
それに対抗すべく、それに対抗するために南の小国に危機を感じているほかの大国も
参加して支援をして領土増大を防いでいる。
「竜の角を馬鹿にしているようだがなあ、加工の仕方によれば効果がつく。民の代わりとなるこの王が対象となったら、国も対象となる。
未来を切り開く指輪
対立をなくす腕輪
堅実に今を生きる首輪
解放のピアス
全てには意味があるんだ。」
「そのままがよろしいかと」
「後世に託すのか」
「今で十分でしょう」
「それもそうだな」
いずれ自分のピアスになることを願って。
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