第7話
昨日、天野さんの知り合いの人がバイトしたいと言って現れた。
「人が足りないんでしょ?お手伝いしたい!」
お手伝いって…なんなのこの人?金髪でチャラチャラしてるけど?
「店長、バイトで雇って下さいよ」
勝手なこと言う天野さんだ。
「俺はそんな権限ない」
「店長なのに?」
天野さんの知り合いは、なんて無邪気な目で見てくるんだ!困る。
「だって俺、最近店長になったし…。オーナーは人事しないって言ってたし…」
どうしたらいいんだ!
「とりあえず、雛理にメールするけど、今日はたぶん返事はできない」
「そうなの?じゃあ帰る」
なんなんだこの人。普通に帰ったし。
「天野さん、変な人連れてくるなよ」
「は?変な人?誰のこと?」
まじでうざ!隼人は掃除してるし!くそーー!雛理からその日、返事は来なかった。
翌日は大学へ。
そうしてたら、ようやく返事が。
詳細を送れ…?そんなのなんにもない。勝手に来て、勝手に帰ったし。返事できないよ…。
そして眠い。
春休みは仕事してても平気だったけど、講義となるとなぁ。眠くてしょうがない。
そして、午前の講義終わったら午後から仕事なんだけど。雛理が受け持ってたという仕事。事務所の電話を仲介するやつ。俺じゃなくてもいいのに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。