第4話

秋と冬と同じクラス。ついでに、冬の彼女の尚巳もいる。


冬の彼女は、美人で体型もいいから人気だ。性格はバカすぎてうんざりするらしいが、冬はそれでも好きらしい。


しかし、今日の冬は話せなくてもどかしそうだ。秋は相変わらず人気者で、バスケ部で揉めた奴らもどさくさに紛れて秋に近寄っていた。が、完全に忘れている秋は平然としてる。


そして俺は、朝から面倒くさいメールに困っていた。


それは、昨夜送られていたメール。差出人は俺の舎弟となった神田かんだからだ。内容は…


天野あまのさんの知り合いが店で働きたいらしいけど、雇っていいの?これ誰に聞くの?


…天野さんの知り合いって何?そもそも、あの人知り合いいる?という人なんだが。


とりあえず、その人の詳細を送れとメールしておいたが、返事なし。


お父さんにも神田からの内容をメールしておいた。


そうしてる間に、いつの間にか冬が学級委員長になっていた。冬はそういうの得意だから、兄貴のはるもやったらいいのになぁと思った。

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