第3話

「冬やったな!リーダーだ」


「ふざけんな。めんどくせぇこと押し付けて」


「だって尚巳ちゃんが言ってたから」


「…尚巳はなんもわかんないけど、俺が去年やってたから言ったんだろうな」


HR終了。


「秋ー」


「なにー」


ったく。秋は人気者すぎなんですけど?

尚巳も女子に人気すぎなんですけど?休み時間は尚巳を1人にさせないつもりだな?


雛理は…携帯いじくってる。彼女にメールしてるのかも。誰も話しかけないし、多分前のクラスでもこんな感じだったんだろうか?


「冬、信頼されてるなぁ」

「さすがだ」


「いや、誰もやりたくないだけだから」


友達は勘違いしてる。俺は別にやりたいわけじゃない。尚巳が言ったからしょうがなくやるんだからな!

しかし…今日は尚巳とほとんど話せていないじゃん!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る