お話

　圧倒的ハッピーエンド！！

　人の心を読める「怪物」としての生を余儀なくされていた少年が、やたらとほんわかした思考の少女の存在に救われていくお話でしたね……。人よりも諦めのよさも備わってしまっていた蓮くんの胸中の切なさだったり、それを慮ることのできる凛子ちゃんの人柄だったり……いいですねぇ。

　よいものを読ませていただきました、合唱！

　何も隠しておけない……筆者の脳裏に邪な想像が浮かび始めているのも、きっと蓮くんみたいな子にはお見通しなのかも知れません。違うんですよ、これは、この妄想は筆者が筆者としてこの世に生まれ落ちたときに背負った業のようなものなので、決してこのハッピーエンドに水を差すような意図はなくてですね……！！？

　ただ、そうですね……願わくば。

　願わくば、今までなら最初みたいに身を引いていたような場面で少し欲張りに凛子ちゃんを求められる蓮くんになってくれるといいな……なんて。

　願ってしまいますよね、願ってしまいますよね！

　そういう場面を、見たいと願わずにいられる方いるゥゥーーーー！！？？

(いねぇ（・・・）ーーよな（・・）ァァ～～～～ッ！！？)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（※ なんて酷い漫画ネタの使い方でしょう）

　ということで、こういう純愛甘酸っぱハッピーエンドを読むのに少し適していない脳をしている筆者ではありますが、とても感動したんですよね……。

　いろいろな将来の可能性を考えたりしつつ、『そして怪物は涙を流した』の感想とさせていただきます。

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