第12話彼女

健太郎は、ラブホでの出来事はなかったものと出来ないか考えていた。腰が痛い。里穂に襲われた時にも筋肉痛になった。健太郎は、セックスが苦手なのだ。「先生!」里穂が下着姿でポテトチップスを食べながらボーっとしている健太郎に声をかけた。「君はさ、編集者だよね?」「はい。先生。」アシスタントじゃないんだから帰って欲しい。「他の先生の所に行かなくて良いの?」健太郎は、里穂に聞いた。「あ〜編集長から先生専属の編集者になれと言われたので。だからここに住みます。」里穂は、恐ろしい事を言っている。直ぐに健太郎は編集長に電話した。取らない。シカトだな。里穂を健太郎に押し付けたのだ。


普通、逆だろ?


しかし、里穂は、家事も掃除も意外と得意だった。「美味しい!」カレーライスを食べて健太郎は叫んだ。健太郎は、カレーライスを食べるとテンションが上がるのだ。「子供ですね。」クールに里穂は呟いた。「君はさ、」「里穂って呼んで下さい。」里穂はお笑い番組を見ながらつまらなそうに言った。「里穂さ、楽しい?」「何がですか?」「仕事?」里穂は、健太郎の頬にキスをして「楽しいです。」と答えた。「先生、わたし濡れちゃった。指先貸して貰えます?」「え?」里穂は、健太郎の手首を掴んで自分のアソコに導いた。里穂は、五分でいった。気持ち良く里穂はシングルベッドで眠ってしまった。


健太郎は、ソファーで小説を書き始めた。コーヒーを飲みながら深い溜め息を付いた。


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